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Aぇ! group正門良規、「ファンファースト」の信念貫く 新人MR役に重ねた自身の経験【インタビュー】

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2026-09-25 12:00
Aぇ! group正門良規、「ファンファースト」の信念貫く 新人MR役に重ねた自身の経験【インタビュー】
『連続ドラマW MR -医薬情報担当者-』に出演する正門良規(Aぇ! group)
 俳優・向井理が主演を務めるWOWOW『連続ドラマW MR -医薬情報担当者-』(毎週日曜 後10:00/全5話/第1話無料放送・配信)が10月4日からスタートする。放送・配信に先駆け、新人MR・市橋和巳を演じる正門良規(Aぇ! group)が合同インタビューを実施。役作りや演技面で意識したことを語ったほか、憧れの存在や新人時代の失敗を明かした。

【動画】『連続ドラマW MR –医薬情報担当者-』特報映像

 今作は、医師や薬剤師などの医療従事者を訪問し、医療用医薬品の情報を提供、収集して適正使用を推進する製薬会社のいわば営業職・MR(=Medical Representative)を主人公に、製薬業界と医療現場の裏側、そして命に向き合う人々の葛藤を描く医療ドラマ。向井は“患者ファースト”という自らの信念を貫こうとする「天保薬品」のMR・紀尾中正樹を演じる。市橋は、そんな紀尾中を理想のMRとして慕うというキャラクターだ。

■MRは「営業の究極の形」 見えない努力に尊敬の念抱く

――脚本を読んだ時の印象を教えてください。

重厚なテーマの作品だと思いました。どんな物語が始まるんだろうと思いながらページをめくりましたが、スリル満載のサスペンスでハラハラドキドキしながら読みました。

――MRという職業にはどのようなイメージを持たれていますか。

オファーを受けてからMRというお仕事を知りました。歩く時は隅を通ること、駐車場は1番遠くに(車を)停めること、ネクタイは派手ではないものを着用するなど、“営業の究極の形”やなと思い、しびれました。また、医薬品を扱うという大事な役回りですが作中では厳しい態度を取られることがあり、大変だなとも思いました。実際はどうか分かりませんが、もしかしたらそういう側面も事実としてあるのかもしれないですね。また、ある日、花粉症の薬をもらうために病院に行くと、午前の診察時間が終わる頃にMRの方のようなスーツ姿の方を見かけました。背もたれに背中もつけずマスクをしていて。それ以降、病院内をよく観察するようになりました。自分が服用している薬も、医療に携わる方々の見えない努力があるからこそのものなので、リスペクトしています。

――普段関わることのない職種だと思いますが、どのように役作りや情報収集をしていましたか。

先ほどのMRの方を見たという話に続きますが、何か話が聞けるかもしれないと思い、看護師さんに「(あの方は)MRの方ですか」と尋ねてみました。しかし、「MR?」と不思議そうな反応やったので、「あれ、通称はそうじゃないのかな?」と疑問は深まるばかりでした(笑)。ほかにも、スタッフの皆さんや監督さんから情報をいただき、チームの共通認識を信じたり、原作に書かれていることを参考にしたりしながら役作りしました。また、「チームを支える」という点では、タレントとマネージャーさんの関係性と医師とMRの関係性が似ていると感じました。そのため、身近な存在であるマネージャーさんの動きを参考にして演じました。

――医薬品の専門的な分野ですが、大変だったことはありますか。

用語は難しいです。聞いたことのない病名も出てきますし。でも、少しホッとしたこともあります。演じるにあたり、かなり構えていたのですが、向井(理)さんがラップのようなせりふをスラスラとしゃべるんですよ。それも、かまずにミスなく。僕は、所長や先輩がおっしゃっていることを「何ですか?」と質問するので、視聴者の皆さんと情報量が近しいと思います。そのため、ものすごく苦労したということはなかったです。ただ、漢字が多く、聞いたことのない単語もたくさん出てきたので、辞書はいっぱい引きました。例えば、「肺炎」でも、どのような症状なのか、何をもっての肺炎なのかわからへんから、病名や臓器の役割はちゃんと調べました。

――1番印象に残ってるワードはありますか。

病院名です。3院くらいリサーチするシーンで、「○○病院と○○病院と○○病院ではこうでした。でもこの病院ではこうでした」と、病院名をずらりと並べて報告するのですが、病院名がギリギリまで分からず。2、3日前に「武蔵野総合医療センター」と教えていただきましたが、似たような名前の病院があり、混じりそうでドキドキしました。

■主演・向井は「遊び心たっぷり」で居心地の良さ感じる

――ご自身が演じる市橋はどのような人間だと捉えていますか。

原作では野球をやっているスポーツマンでしたが、ドラマはその描写はなくて。原作をイメージすると、ガタイが良くて短髪の男性を想像しましたが、そうではなく、今っぽい、令和の新入社員です。でも打たれ弱いわけではなく、良い意味で全てを真に受けてしまいます。新入社員ならではかもしれませんが、情報過多の状況で、頭の中で慌てています。パーソナルな部分としては、友だちが多い、少ないなどという話を、衣装合わせの時に金井紘監督とさせていただきました。1人だけリュックを背負っており、新人ならではのフレッシュさがあります。また、デスクにも個性が表れています。ギアのようなものが多かったり。スタッフさんのこだわりが散りばめられています。

――新人MRを演じるうえで、どのようなことを意識しましたか。

周囲に振り回される印象を受けました。市橋くんが真っ直ぐであればあるほど大変やろうなと思います。しかし並行して業務は進んでいくので、もどかしさを感じました。理解できる部分はあるので、その辺はあまり背伸びせず、等身大で演じました。また、怒られるシーンが非常に多かったので、終始おどおどしてました(笑)。初日に「アイドルという職業柄どうなんだろうと思っていたら、アイドルらしからぬ負け顔が良い」というようなことを言ってくださり、うれしかったです(笑)。

――金井監督からリクエストされたことはありましたか。

市橋くんの成長を見せたいということも、テーマとして持ってくださっていました。細かい表情についてご指導をいただきました。

――向井さん演じる紀尾中に憧れる新人の役ですが、共演するうえで何か意識されましたか。

お芝居に関しては分からないところだらけなので、大先輩との共演は、本作のように“新人と所長”の関係に近いところはあるので、特別に意識するということはなかったです。しかし、向井さんは本当にせりふをかまないのでプレッシャーは感じます(笑)。それを見て周囲も頑張ろうと意気込み、やる気を高めています。一方で、遊び心たっぷり。アドリブで現場を笑わせて、ピリピリさせない気遣いをしてくださるので、とても居心地が良かったです。

――「患者ファースト」で走り続ける紀尾中を見て、市橋はどのようなことを学んだと思いますか。

紀尾中さんは、自分の考えを信じて貫くブレない方です。市橋は、どうしたら良いか右往左往してる時がありますが、自分の気持ちを見つめて突き進んでいくことを学んだと思います。

――本編では、正門さんの目で訴える演技が印象的でした。意識したことや金井監督からご指摘を受けたことはありますか。

目はなかったです。癖かもしれないです。でも、確かに言葉がないシーンは多いです。新人という今しかできない役柄のため、そこに行き着いたのかもしれないです。

――市橋は、徹底的な営利主義を貫くMR・鮫島(要潤)の言葉に惑わされながらも、自分が見た紀尾中の姿を信じますが、正門さんは外部と自分の意見が一致しないときはどちらを信じますか。

自分の視点を信じたいです。状況や人によって受け取り方や見え方は違うので、僕の目にも同じ姿に映るかは分からないです。自分が見ている姿を信じたいと思っています。

■憧れはSUPER EIGHT「アイドルの可能性を広げてくださっている」

――新人である市橋が失敗する場面がありますが、正門さんの新人時代ならではの失敗はありますか。

失敗だらけです。入所した時、振り付けを1つも覚えていない状態でステージに立っていました。初舞台の時には、中日くらいに衣装に着替えるのを忘れて、下がジャージのまま出そうになったこともあります。本番5分前くらいに円陣を組もうとした時に「あれ、それどうしたの」と聞かれてから気付き、着替えました。また、振付師さんにはよく怒られていました(笑)。でも、常に厳しい環境におかれていると慣れてきます。段々と、「バレないようにするには」と、変な脳みその使い方をしていた時期もありました(笑)。ただ、基本的に厳しい人は好きです。

――お仕事を始めたばかりの頃と現在で価値観が変わったことはありますか。

いっぱいあります。中学時代、ジュニアの時は、「これが仕事」と頭で分かっていても、心の底からはなかなか理解できなかったです。仕事ってなんだろうって。それが腹落ちした時は、1つ成長したなと感じました。また、デビューした時に大きく変わったのは、矢印の方向です。デビュー前は「自分の人生がどうなるか」という焦りがありましたが、デビューしてからは少し余裕ができたのかもしれません。自分のためではなく、ファンの方やメンバーのためという気持ちが一層強くなりました。例えば、ライブでは末澤誠也がリードしてくれているので、「誠也くんのためにも頑張ろう」という気持ちが出てきました。「もらった分を返す」ということをより丁寧に意識するようになりました。身の回りの方々、スタッフしかり、ファンの方々しかり。でも、デビュー前のハングリー精神は忘れずに持ち続けていきたいです。

――これまでご指導いただいた言葉の中で特に印象に残っていることや、今に生きていることはありますか。

舞台で演出家の森新太郎さんとご一緒した時に、「役が嫌われる」という言葉が出てハッとしました。作品によっては嫌われるポジションのキャラクターもいると思いますが、役者の演技1つで愛のない嫌われ方をされてしまう可能性があります。嫌われ役に限らず、「どんな役でもそうなったら損やな」ということは今も心掛けています。

――紀尾中は「患者ファースト」を貫きますが、正門さんが貫いている信念はありますか。

「ファンファースト」であり、「グループファースト」でいたいです。そこに尽きます。Aぇ! groupとしても、ファンのことは常に考えています。

――市橋が紀尾中に憧れるように、正門さんが憧れる存在はいますか。

“なりたい大人リスト”はいっぱいいます。向井さんもそうですし、直属の先輩だと大倉(忠義)くんとか横山(裕)くんとか、関西の先輩が多いです。SUPER EIGHTさんは独自のことを切り開いているところを尊敬しています。村上(信五)くんもすごいです。MCも行い、報道番組にも出演し、会社員でもあり、さらにAIも作る。「なんなんやこの人」と思う先輩がたくさんいらっしゃって、アイドルの可能性を広げてくださっているところは、やっぱりすごいです。その姿勢や好奇心を見習い、僕も“正門はこれ”というのを見つけていきたいです。

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