エンタメ
2026-11-09 07:00
7人組グループ・IMP.(佐藤新、基俊介、鈴木大河、影山拓也、松井奏、横原悠毅、椿泰我)が、12月14日にリリースする3rdアルバム『PERIOD.』(読み:ピリオド)のリードトラック「Period」をきょう9日に先行配信した。それに合わせ、オリコンニュースではメンバーにインタビューを実施。コブクロの小渕健太郎と挑んだ初のバラードリード曲の制作秘話や、映画仕立てのミュージックビデオ、結成3周年を迎えた現在地について聞いた。
【別カット】クールな表情もバッチリ!シックなIMP.
リードトラック「Period」は、小渕が楽曲プロデュースを手がけた珠玉のバラードナンバー。IMP.がCMキャラクターを務める「HARIAS薬用クッションファンデーション」の新CMタイアップソングに決定した。グループとして、バラードナンバーがリードトラックになるのは今作が初となる。
■「みんなでこの曲に懸けよう」
――3rdアルバムの発売、おめでとうございます。まずは、リードトラック「Period」を初めて聴いたときの感想を教えてください。
影山:今回、コブクロの小渕健太郎さんにプロデュースしていただくということで、すごく楽しみにしていたんです!コブクロさんの曲は、僕たちもすごく聴いていましたし、小渕さんがIMP.に曲を作ってくださるとなったら、どんな感じになるのかなとワクワクしていました。
イントロを聴いた瞬間に「これ!」となりました。小渕さんにしか出せない色があり、すごくうれしかったです。イントロから、もうコブクロさんでした。
一同:(深くうなずきながら)イントロからすごかったです!
――約5分かけて、感情を丁寧に積み重ねていくラブソングですが、今回、初めてバラードをリードトラックに選んだことを、皆さんはどのように受け止めていますか。
椿:これまでは、キャッチーな楽曲や、ダンスで魅せる楽曲が多かったと思います。その中で、王道のバラードに挑戦するというのは、すごく大きなことだと思いました。
今の音楽業界は、短い尺や強いフックで「どうバズるか」という時代でもあります。そんなタイミングで、ど真ん中のバラードに挑戦させていただくことは、3周年を迎えた僕たちにとって、新たな大きな一歩になると思います。みんなで「この曲に懸けよう」と思える、すごくすてきな楽曲をいただいたと思います。
――すてきな楽曲に出会えたうれしさと同時に、歌いこなす難しさやプレッシャーもあったと思います。不安な面はありましたか。
松井:小渕さんに書いていただくということは、コブクロさんのファンの皆さまの耳にもきっと届くだろうと思います。そういう意味では、背筋が伸びますし、強い責任感を覚えました。
ただ、それ以上にうれしい気持ちがありましたし、新鮮な挑戦でもありました。しっかり向き合い、小渕さんからディレクションやアドバイスもたくさんいただいたので、それをもとに、すごく良い作品ができたと思っています。
――レコーディングにも、小渕さんが立ち会っていたのですね。具体的にいただいたアドバイスがあれば教えてください。
鈴木:印象的だったのは、「いつも通り、自分の歌い方で歌っていいよ」と言ってくださったことです。楽曲を提供していただくということで、“コブクロ感”と自分たちの歌声がどのように混ざっていくのか、すごく気になっていました。
そこで「普段の自分たちのように、いつも通り歌っていいよ」と言ってくださったことは、僕たちにとってすごく心強かったです。これまでバラード曲はあまりなかったので、温かい言葉をいただいて緊張もほぐれました。
――小渕さんは、皆さん7人の声を「7色のオーロラ」と例えていました。7人の声が重なったことで生まれた魅力を、どのように感じていますか。
椿:今回は、ハモリのパートにもすごく力を入れてくださいました。サビをはじめ、7人の声が重なるときのハモり方も、すごく丁寧に教えていただきました。
「メインパートを歌う人の息継ぎのタイミングや、どこでどの音をしゃくっているのかをよく聴き、同じところでしゃくったり、息をしたりするからハーモニーが生まれるんだ」とアドバイスを受けました。レコーディングでは、それぞれが今まで以上にメンバーの声を聴いていたと思います。より注意深く聴き、「そこに合わせよう」「一つのものを作っていこう」と取り組みました。
最後のサビで、初めて7人全員がそろって歌うのですが、そこで生まれた声が、小渕さんが「オーロラ」と表現してくださったハーモニーです。小渕さんのディレクションによって、ようやく出来上がったものなのかなと思います。
――歌い方を変えた部分や、感情を表現するために苦戦したパートはありましたか。
松井:僕は2番のサビ頭をメインで歌っているのですが、そこは少し苦戦しました。サビを1人でメインとして歌うことは、これまでの楽曲ではなかったので、苦戦しました。
ただ、小渕さんは技や技法を伝えるというよりも、「○○な情景を意識して歌ってみて」といったように、広い視点からアドバイスをくださるんです。ブースの中だけではなく、より広い空間を意識して歌うことができたと思います。
――ほかのメンバーの歌声を聴き、驚いた部分や、新しい魅力だと思った部分があれば教えてください。
影山:僕は2番で大河にハモるのですが、すごく気持ちよかったです!大河にしか出せない低音に僕がハモることで、今までに感じたことのないような気持ちよさがありました。
小渕さんがディレクションしてくださったことも大きいです。自分の感覚だけでやっていたら、音程としてはハモっていたかもしれませんが、聴き心地はそこまで良くなっていなかったと思うんです。
小渕さんが「もう少し、ここは優しく」「温かさのある感じで歌ってみて」と、1文字ずつ、すごく丁寧に教えてくださいました。そのおかげで、僕自身も歌っていて気持ちよかったですし、完成した音源も、自分の想像をはるかに超える仕上がりになっていたので、本当に感謝しています。
――こだわり抜いて作った1曲なのですね。これまでIMP.を知っているPINKY.(ファンネーム)の皆さんには、この曲を通して、どのような変化や新たな一面、成長を感じてほしいですか。
基:「Period」は、良い意味で期待を裏切る曲になると思っています。リードトラックが初のバラードということにも、すごく意味があると思います。メンバーそれぞれが歌も磨いてきたので、そうした部分も楽しんでもらいたいです。
IMP.には、これまでパフォーマンスに重きを置いて活動してきたという印象が、漠然とあると思うんです。今回はそこをあえて封印し、小渕さんのお力をお借りして、とてもすてきな楽曲をいただきました。それに負けないくらい、自分たちらしい歌の魅力や、IMP.としての曲を届けていきたいと思います。
――初めてIMP.を知る方にとっては、どのような入り口になる楽曲だと思いますか。
影山:「Period」という曲をきっかけに、歌や音楽そのものを好きになってくれたら、それが一番うれしいです。自分も、歌を好きになったきっかけはバラード曲だったんです。
その中で、コブクロさんの楽曲にも出会い、より歌が好きになりました。カラオケでも必ず歌います。そのように、聴いてくださる方にとって身近な存在になれるような曲になったらうれしいです。
■7人7様の愛を描く“映画仕立て”MV
――続いて、「Period」のミュージックビデオについて伺います。PINKY.の皆さんが考察したり、「あの場面が良かった」と話したりする余地は残しつつ、お一人ずつ、ご自身のシーンで注目してほしいポイントを教えてください。
基:僕は、喫茶店のマスター役です。相手の方とは、顔なじみの常連客という関係で、「いつもの!」と言われれば、どのメニューを出せばいいのか分かるくらい親しい関係です。そして、その方に恋心を抱いています。
「次はこのタイミングでこうしよう」といろいろ考え、「次こそは!」と思いながらも、さまざまな理由を見つけては諦めることを繰り返しています。そんな中で、ある現実を突きつけられ、すごく後悔します。
ただ、2人で過ごした時間も確実に存在していますし、うまくいかなかったかもしれませんが、それもすごくすてきな恋の瞬間だったんだろうな、ということが表れている設定でした。
楽曲の歌詞とミュージックビデオの映像を併せて見ていただくことで、共感してくださる方がたくさんいらっしゃるのではないかと思います。
影山:僕は、闘病中の相手を支える役を演じました。台本も用意していただき、撮影時には、せりふを交わしながら演じました。
今回はミュージックビデオなので、映像にせりふは入りませんが、切なさがありながらも、相手を思う温かさを意識して撮影しました。
相手に対する自分の不甲斐なさや情けなさ、葛藤もすごく意識しました。みんなのシーンもそうですが、一つひとつの場面から、さまざまな感情が湧き上がると思います。それを「Period」の歌詞や音楽を通して、見る方それぞれに解釈していただけたらいいなと思います。
鈴木:僕が演じたのは、恋人と仕事をてんびんにかけ、仕事を選んだことで別れた過去を持つ役です。現在は仕事で大成功しているのですが、どこか「何かが足りない」という思いを抱えています。その中で、当時の楽しかった思い出がよみがえり、そこからどのような決意をするのか、という物語です。
そうした葛藤は、誰しも人生において経験することだと思います。今回意識したのは、ドラマ仕立てのミュージックビデオであることです。頭の中で「Period」を流しながら、自分の中で「ここが山場だ」と思うところをサビに見立てて演じました。すごく楽しみながら演じることができたと思います。
普段、ドラマや舞台でお芝居をさせてもらうときとは、また違った感覚でした。監督も的確にアドバイスしてくださり、7人それぞれ違うストーリーでありながら、それが一つの作品になります。細かなところまでこだわりが詰まっているので、ぜひさまざまな考察をしながら、「ここは、こういう意味だったんだ」といったところまで注目して、楽しんでいただけたらと思います。
佐藤:僕は、名家の御曹司の役です。社会的地位を取るのか、相手との愛を取るのか、揺れ動く人物です。最終的には愛を選び、相手を追いかけるのですが、まっすぐな愛、一途な愛をテーマに、一生懸命演じました。僕も頭の中で「Period」を流していました。それが一番でした!
椿:僕は冒頭、ボイスレコーダーを持っているシーンから始まります。その後、しばらく登場せず、2番になって再び出てくるのですが、皆さんには考察しながら見ていただきたいです。
カフェの外に立っている僕がいたり、回想シーンのようにカフェの中にいる僕がいたりします。夏の姿の僕は女性と一緒にいて、その幻影を冬の姿の僕が追いかけています。
「これはどういうことなんだろう」と考えながら見ていただくと、七者七様の物語の中に、「そんな物語もあるんだ」と感じてもらえると思います。楽曲の聴こえ方や聴き方も変わってくる物語になっているのではないかと思います。
松井:僕は駆け出しのデザイナー役です。付き合っている相手がいて、プロポーズする日も決め、指輪も用意しています。ただ、大事なコンペに落ちて挫折してしまうんです。
最終的には相手が支えてくれて、その流れでプロポーズするという、本当にきれいでハッピーな物語でした。指輪が床に落ちていて、相手が見つけるという流れもあり、少し情けない感じから、ほっとする感情への変化を意識して演じました。
横原:僕は、彼女のために組織を裏切った極道の役です。いわゆる“くさい芝居”といいますか、王道の「筋を通す」「義理人情」といったところが中心となる物語だったので、そこはすごく意識しました。
■IMP.の武器はファンの方との一体感 『PERIOD.』は3周年の集大成
――2026年は、初の横浜アリーナ単独公演を成功させ、初の地上波冠番組が始まり、「オリコン上半期ランキング 2026」の「アーティスト別セールス部門 新人ランキング」で1位を獲得するなど、数字や結果として手応えが積み重なった1年だったと思います。皆さんにとって、どのような1年でしたか。
椿:初めてのアリーナツアーから始まり、その最終公演で冠番組が発表されるとは、もちろん思っていませんでした。3周年だからといって、何かがあるとも思っていませんでした。
7人が出会った思い出の地である新橋演舞場で舞台をやらせてもらいました。振り返ると、本当にいろいろなことを経験させてもらいました。
アリーナツアーを経て、『to HEROes』やフェスなどに出演し、IMP.としての見せ方が固まった年でもあると思います。がむしゃらに走ってきたところから、一つステップアップすることができたのではないかと思います。
そうした思いや願いが込められたアルバムを今回作ることができたと思うので、すごく変化のある1年だった気がします。
――皆さんのご活躍と同時に、多くのボーイズグループが活躍しています。その中で、IMP.の一番の武器は何だと思いますか。
影山:今年はフェスを含め、ほかのアーティストの方と同じステージに立つ機会を、ありがたいことに多くいただきました。その中でも、ファンの方とIMP.の一体感は、どこにも負けないと思いました。それは、アリーナツアーを経て、コール&レスポンスなどを重ねながら築き上げられたものです。
1年という期間をかけて、ライブでパフォーマンスする上でのファンの方とIMP.の一体感が作り上げられてきたと感じています。そこは、僕たちの強みかもしれません。
佐藤:PINKY.への感情は、本当にすごいです!
鈴木:フェスに出演した際、主催者の方から僕たちだけでなく、PINKY.についてもお褒めの言葉をいただきました。
ほかのアーティストの方がステージに立っているとき、PINKY.が僕たちだけではなく、ほかのアーティストの方のことも応援していたと聞きました。僕たちも自分たちのことのようにうれしかったです。
僕たちが頑張っていく中で、PINKY.も同じ方向を見てくれているんだと感じました。それは、僕たちにとってすごく大きな強みだと思います。
――「Period」には「僕という人生の表紙に君を描けるその日まで」という歌詞があります。IMP.というグループを1冊の本に例えるとしたら、その表紙には、どのような7人の姿や景色を描きたいですか。
椿:僕たち7人のグループチャットがあるのですが、そのアイコンにしている写真があります。初めてグループ名をもらった日に、何げなく撮った写真です。
横原:楽屋だよね。
一同:あの写真、いいよね~。
椿:ほかにもかっこいい写真はたくさんあるのですが、その写真には自由さがあります。お弁当を持っている人がいたりして(笑)。すごく記念すべきタイミングの写真なのですが、みんな肩に力が入っていないんです。ようやく一つの目標がかなった瞬間の写真で、いつ見ても本当に良い写真です。
同じ構図で別の年に撮ったこともありますが、すごく盛った写真ではなく、自然な1枚を表紙にするのも面白いかなと思います。そこから始まったことが、たくさんありますから。
――最後に、「Period」と3rdアルバム『PERIOD.』を待っているファンの皆さんへ、メッセージをお願いします。
基:実は、最初に『PERIOD.』というタイトルを聞いたとき、僕たち自身も一瞬戸惑いました。「ピリオド」という言葉に対して、ファンの皆さんがどのような印象を抱くのかを考えたとき、「終止符を打つ」という意味から、ネガティブな印象を持つ方や、「どういう意味なんだろう」と思う方もいるかもしれないと感じました。
ただ、僕たちにとって『PERIOD.』は、3周年という一つの節目、一区切りを迎えたタイミングでリリースするアルバムです。初めてのアリーナツアーや冠番組、フェスへの出演など、今後の活動におけるヒントになるような瞬間を、たくさん経験することができました。今年は昨年よりも、さらに充実した仕事の時間を過ごし、さまざまな経験を積ませてもらいました。
そうした中で『PERIOD.』は、今お届けできる僕たちの魅力が詰まった、一つの集大成となるアルバムだと思っています。前向きな気持ちで、このアルバムを手に取っていただきたいです。
リードトラックの「Period」は、IMP.のアルバムのリードトラックとして初めてのバラードです。本当にありがたいことに、コブクロの小渕健太郎さんに、すべてをプロデュースしていただきました。
「Period」というタイトルも、僕たちのグループ名に入っている「.」から生まれています。男女の恋模様を、2人の間に落ちてきた雪のひとひら、ひとかけらから着想し、切ない情景を思い浮かべて作ってくださったそうです。
僕たち自身も小渕さんに自分たちのことをお伝えしましたが、小渕さんもかなり僕たちのことをリサーチしてくださったそうです。そうしたことも含め、本当にありがたく、すてきな楽曲をいただいたと思っています。
これまでIMP.を知ってくださっている方はもちろん、バラエティーなど、さまざまなきっかけで初めてIMP.を知ってくださった方にも聴いていただきたいです。
リードトラックの「Period」やジャケット写真からは想像できないくらい、アルバムの中身はとても面白く、さまざまなことに挑戦して完成した自信作です。僕たちの集大成として、今できる限りのすべてを注ぎ込んだアルバムとリードトラックを、併せて楽しんでいただきたいと思います。
【写真】幻想的ビジュアル…IMP.主演舞台『IMPACT』
【ライブ写真】幻想的な雰囲気!7色の魅力を放つIMP.
【個別カット】ポーズにも個性が…!7人7色なIMP.
【ライブ写真】華やかなステージに!タイを沸かせたIMP.
【写真】“憧れ”平野紫耀と2ショットで笑顔あふれるIMP.佐藤新
【別カット】クールな表情もバッチリ!シックなIMP.
リードトラック「Period」は、小渕が楽曲プロデュースを手がけた珠玉のバラードナンバー。IMP.がCMキャラクターを務める「HARIAS薬用クッションファンデーション」の新CMタイアップソングに決定した。グループとして、バラードナンバーがリードトラックになるのは今作が初となる。
■「みんなでこの曲に懸けよう」
――3rdアルバムの発売、おめでとうございます。まずは、リードトラック「Period」を初めて聴いたときの感想を教えてください。
影山:今回、コブクロの小渕健太郎さんにプロデュースしていただくということで、すごく楽しみにしていたんです!コブクロさんの曲は、僕たちもすごく聴いていましたし、小渕さんがIMP.に曲を作ってくださるとなったら、どんな感じになるのかなとワクワクしていました。
イントロを聴いた瞬間に「これ!」となりました。小渕さんにしか出せない色があり、すごくうれしかったです。イントロから、もうコブクロさんでした。
一同:(深くうなずきながら)イントロからすごかったです!
――約5分かけて、感情を丁寧に積み重ねていくラブソングですが、今回、初めてバラードをリードトラックに選んだことを、皆さんはどのように受け止めていますか。
椿:これまでは、キャッチーな楽曲や、ダンスで魅せる楽曲が多かったと思います。その中で、王道のバラードに挑戦するというのは、すごく大きなことだと思いました。
今の音楽業界は、短い尺や強いフックで「どうバズるか」という時代でもあります。そんなタイミングで、ど真ん中のバラードに挑戦させていただくことは、3周年を迎えた僕たちにとって、新たな大きな一歩になると思います。みんなで「この曲に懸けよう」と思える、すごくすてきな楽曲をいただいたと思います。
――すてきな楽曲に出会えたうれしさと同時に、歌いこなす難しさやプレッシャーもあったと思います。不安な面はありましたか。
松井:小渕さんに書いていただくということは、コブクロさんのファンの皆さまの耳にもきっと届くだろうと思います。そういう意味では、背筋が伸びますし、強い責任感を覚えました。
ただ、それ以上にうれしい気持ちがありましたし、新鮮な挑戦でもありました。しっかり向き合い、小渕さんからディレクションやアドバイスもたくさんいただいたので、それをもとに、すごく良い作品ができたと思っています。
――レコーディングにも、小渕さんが立ち会っていたのですね。具体的にいただいたアドバイスがあれば教えてください。
鈴木:印象的だったのは、「いつも通り、自分の歌い方で歌っていいよ」と言ってくださったことです。楽曲を提供していただくということで、“コブクロ感”と自分たちの歌声がどのように混ざっていくのか、すごく気になっていました。
そこで「普段の自分たちのように、いつも通り歌っていいよ」と言ってくださったことは、僕たちにとってすごく心強かったです。これまでバラード曲はあまりなかったので、温かい言葉をいただいて緊張もほぐれました。
――小渕さんは、皆さん7人の声を「7色のオーロラ」と例えていました。7人の声が重なったことで生まれた魅力を、どのように感じていますか。
椿:今回は、ハモリのパートにもすごく力を入れてくださいました。サビをはじめ、7人の声が重なるときのハモり方も、すごく丁寧に教えていただきました。
「メインパートを歌う人の息継ぎのタイミングや、どこでどの音をしゃくっているのかをよく聴き、同じところでしゃくったり、息をしたりするからハーモニーが生まれるんだ」とアドバイスを受けました。レコーディングでは、それぞれが今まで以上にメンバーの声を聴いていたと思います。より注意深く聴き、「そこに合わせよう」「一つのものを作っていこう」と取り組みました。
最後のサビで、初めて7人全員がそろって歌うのですが、そこで生まれた声が、小渕さんが「オーロラ」と表現してくださったハーモニーです。小渕さんのディレクションによって、ようやく出来上がったものなのかなと思います。
――歌い方を変えた部分や、感情を表現するために苦戦したパートはありましたか。
松井:僕は2番のサビ頭をメインで歌っているのですが、そこは少し苦戦しました。サビを1人でメインとして歌うことは、これまでの楽曲ではなかったので、苦戦しました。
ただ、小渕さんは技や技法を伝えるというよりも、「○○な情景を意識して歌ってみて」といったように、広い視点からアドバイスをくださるんです。ブースの中だけではなく、より広い空間を意識して歌うことができたと思います。
――ほかのメンバーの歌声を聴き、驚いた部分や、新しい魅力だと思った部分があれば教えてください。
影山:僕は2番で大河にハモるのですが、すごく気持ちよかったです!大河にしか出せない低音に僕がハモることで、今までに感じたことのないような気持ちよさがありました。
小渕さんがディレクションしてくださったことも大きいです。自分の感覚だけでやっていたら、音程としてはハモっていたかもしれませんが、聴き心地はそこまで良くなっていなかったと思うんです。
小渕さんが「もう少し、ここは優しく」「温かさのある感じで歌ってみて」と、1文字ずつ、すごく丁寧に教えてくださいました。そのおかげで、僕自身も歌っていて気持ちよかったですし、完成した音源も、自分の想像をはるかに超える仕上がりになっていたので、本当に感謝しています。
――こだわり抜いて作った1曲なのですね。これまでIMP.を知っているPINKY.(ファンネーム)の皆さんには、この曲を通して、どのような変化や新たな一面、成長を感じてほしいですか。
基:「Period」は、良い意味で期待を裏切る曲になると思っています。リードトラックが初のバラードということにも、すごく意味があると思います。メンバーそれぞれが歌も磨いてきたので、そうした部分も楽しんでもらいたいです。
IMP.には、これまでパフォーマンスに重きを置いて活動してきたという印象が、漠然とあると思うんです。今回はそこをあえて封印し、小渕さんのお力をお借りして、とてもすてきな楽曲をいただきました。それに負けないくらい、自分たちらしい歌の魅力や、IMP.としての曲を届けていきたいと思います。
――初めてIMP.を知る方にとっては、どのような入り口になる楽曲だと思いますか。
影山:「Period」という曲をきっかけに、歌や音楽そのものを好きになってくれたら、それが一番うれしいです。自分も、歌を好きになったきっかけはバラード曲だったんです。
その中で、コブクロさんの楽曲にも出会い、より歌が好きになりました。カラオケでも必ず歌います。そのように、聴いてくださる方にとって身近な存在になれるような曲になったらうれしいです。
■7人7様の愛を描く“映画仕立て”MV
――続いて、「Period」のミュージックビデオについて伺います。PINKY.の皆さんが考察したり、「あの場面が良かった」と話したりする余地は残しつつ、お一人ずつ、ご自身のシーンで注目してほしいポイントを教えてください。
基:僕は、喫茶店のマスター役です。相手の方とは、顔なじみの常連客という関係で、「いつもの!」と言われれば、どのメニューを出せばいいのか分かるくらい親しい関係です。そして、その方に恋心を抱いています。
「次はこのタイミングでこうしよう」といろいろ考え、「次こそは!」と思いながらも、さまざまな理由を見つけては諦めることを繰り返しています。そんな中で、ある現実を突きつけられ、すごく後悔します。
ただ、2人で過ごした時間も確実に存在していますし、うまくいかなかったかもしれませんが、それもすごくすてきな恋の瞬間だったんだろうな、ということが表れている設定でした。
楽曲の歌詞とミュージックビデオの映像を併せて見ていただくことで、共感してくださる方がたくさんいらっしゃるのではないかと思います。
影山:僕は、闘病中の相手を支える役を演じました。台本も用意していただき、撮影時には、せりふを交わしながら演じました。
今回はミュージックビデオなので、映像にせりふは入りませんが、切なさがありながらも、相手を思う温かさを意識して撮影しました。
相手に対する自分の不甲斐なさや情けなさ、葛藤もすごく意識しました。みんなのシーンもそうですが、一つひとつの場面から、さまざまな感情が湧き上がると思います。それを「Period」の歌詞や音楽を通して、見る方それぞれに解釈していただけたらいいなと思います。
鈴木:僕が演じたのは、恋人と仕事をてんびんにかけ、仕事を選んだことで別れた過去を持つ役です。現在は仕事で大成功しているのですが、どこか「何かが足りない」という思いを抱えています。その中で、当時の楽しかった思い出がよみがえり、そこからどのような決意をするのか、という物語です。
そうした葛藤は、誰しも人生において経験することだと思います。今回意識したのは、ドラマ仕立てのミュージックビデオであることです。頭の中で「Period」を流しながら、自分の中で「ここが山場だ」と思うところをサビに見立てて演じました。すごく楽しみながら演じることができたと思います。
普段、ドラマや舞台でお芝居をさせてもらうときとは、また違った感覚でした。監督も的確にアドバイスしてくださり、7人それぞれ違うストーリーでありながら、それが一つの作品になります。細かなところまでこだわりが詰まっているので、ぜひさまざまな考察をしながら、「ここは、こういう意味だったんだ」といったところまで注目して、楽しんでいただけたらと思います。
佐藤:僕は、名家の御曹司の役です。社会的地位を取るのか、相手との愛を取るのか、揺れ動く人物です。最終的には愛を選び、相手を追いかけるのですが、まっすぐな愛、一途な愛をテーマに、一生懸命演じました。僕も頭の中で「Period」を流していました。それが一番でした!
椿:僕は冒頭、ボイスレコーダーを持っているシーンから始まります。その後、しばらく登場せず、2番になって再び出てくるのですが、皆さんには考察しながら見ていただきたいです。
カフェの外に立っている僕がいたり、回想シーンのようにカフェの中にいる僕がいたりします。夏の姿の僕は女性と一緒にいて、その幻影を冬の姿の僕が追いかけています。
「これはどういうことなんだろう」と考えながら見ていただくと、七者七様の物語の中に、「そんな物語もあるんだ」と感じてもらえると思います。楽曲の聴こえ方や聴き方も変わってくる物語になっているのではないかと思います。
松井:僕は駆け出しのデザイナー役です。付き合っている相手がいて、プロポーズする日も決め、指輪も用意しています。ただ、大事なコンペに落ちて挫折してしまうんです。
最終的には相手が支えてくれて、その流れでプロポーズするという、本当にきれいでハッピーな物語でした。指輪が床に落ちていて、相手が見つけるという流れもあり、少し情けない感じから、ほっとする感情への変化を意識して演じました。
横原:僕は、彼女のために組織を裏切った極道の役です。いわゆる“くさい芝居”といいますか、王道の「筋を通す」「義理人情」といったところが中心となる物語だったので、そこはすごく意識しました。
■IMP.の武器はファンの方との一体感 『PERIOD.』は3周年の集大成
――2026年は、初の横浜アリーナ単独公演を成功させ、初の地上波冠番組が始まり、「オリコン上半期ランキング 2026」の「アーティスト別セールス部門 新人ランキング」で1位を獲得するなど、数字や結果として手応えが積み重なった1年だったと思います。皆さんにとって、どのような1年でしたか。
椿:初めてのアリーナツアーから始まり、その最終公演で冠番組が発表されるとは、もちろん思っていませんでした。3周年だからといって、何かがあるとも思っていませんでした。
7人が出会った思い出の地である新橋演舞場で舞台をやらせてもらいました。振り返ると、本当にいろいろなことを経験させてもらいました。
アリーナツアーを経て、『to HEROes』やフェスなどに出演し、IMP.としての見せ方が固まった年でもあると思います。がむしゃらに走ってきたところから、一つステップアップすることができたのではないかと思います。
そうした思いや願いが込められたアルバムを今回作ることができたと思うので、すごく変化のある1年だった気がします。
――皆さんのご活躍と同時に、多くのボーイズグループが活躍しています。その中で、IMP.の一番の武器は何だと思いますか。
影山:今年はフェスを含め、ほかのアーティストの方と同じステージに立つ機会を、ありがたいことに多くいただきました。その中でも、ファンの方とIMP.の一体感は、どこにも負けないと思いました。それは、アリーナツアーを経て、コール&レスポンスなどを重ねながら築き上げられたものです。
1年という期間をかけて、ライブでパフォーマンスする上でのファンの方とIMP.の一体感が作り上げられてきたと感じています。そこは、僕たちの強みかもしれません。
佐藤:PINKY.への感情は、本当にすごいです!
鈴木:フェスに出演した際、主催者の方から僕たちだけでなく、PINKY.についてもお褒めの言葉をいただきました。
ほかのアーティストの方がステージに立っているとき、PINKY.が僕たちだけではなく、ほかのアーティストの方のことも応援していたと聞きました。僕たちも自分たちのことのようにうれしかったです。
僕たちが頑張っていく中で、PINKY.も同じ方向を見てくれているんだと感じました。それは、僕たちにとってすごく大きな強みだと思います。
――「Period」には「僕という人生の表紙に君を描けるその日まで」という歌詞があります。IMP.というグループを1冊の本に例えるとしたら、その表紙には、どのような7人の姿や景色を描きたいですか。
椿:僕たち7人のグループチャットがあるのですが、そのアイコンにしている写真があります。初めてグループ名をもらった日に、何げなく撮った写真です。
横原:楽屋だよね。
一同:あの写真、いいよね~。
椿:ほかにもかっこいい写真はたくさんあるのですが、その写真には自由さがあります。お弁当を持っている人がいたりして(笑)。すごく記念すべきタイミングの写真なのですが、みんな肩に力が入っていないんです。ようやく一つの目標がかなった瞬間の写真で、いつ見ても本当に良い写真です。
同じ構図で別の年に撮ったこともありますが、すごく盛った写真ではなく、自然な1枚を表紙にするのも面白いかなと思います。そこから始まったことが、たくさんありますから。
――最後に、「Period」と3rdアルバム『PERIOD.』を待っているファンの皆さんへ、メッセージをお願いします。
基:実は、最初に『PERIOD.』というタイトルを聞いたとき、僕たち自身も一瞬戸惑いました。「ピリオド」という言葉に対して、ファンの皆さんがどのような印象を抱くのかを考えたとき、「終止符を打つ」という意味から、ネガティブな印象を持つ方や、「どういう意味なんだろう」と思う方もいるかもしれないと感じました。
ただ、僕たちにとって『PERIOD.』は、3周年という一つの節目、一区切りを迎えたタイミングでリリースするアルバムです。初めてのアリーナツアーや冠番組、フェスへの出演など、今後の活動におけるヒントになるような瞬間を、たくさん経験することができました。今年は昨年よりも、さらに充実した仕事の時間を過ごし、さまざまな経験を積ませてもらいました。
そうした中で『PERIOD.』は、今お届けできる僕たちの魅力が詰まった、一つの集大成となるアルバムだと思っています。前向きな気持ちで、このアルバムを手に取っていただきたいです。
リードトラックの「Period」は、IMP.のアルバムのリードトラックとして初めてのバラードです。本当にありがたいことに、コブクロの小渕健太郎さんに、すべてをプロデュースしていただきました。
「Period」というタイトルも、僕たちのグループ名に入っている「.」から生まれています。男女の恋模様を、2人の間に落ちてきた雪のひとひら、ひとかけらから着想し、切ない情景を思い浮かべて作ってくださったそうです。
僕たち自身も小渕さんに自分たちのことをお伝えしましたが、小渕さんもかなり僕たちのことをリサーチしてくださったそうです。そうしたことも含め、本当にありがたく、すてきな楽曲をいただいたと思っています。
これまでIMP.を知ってくださっている方はもちろん、バラエティーなど、さまざまなきっかけで初めてIMP.を知ってくださった方にも聴いていただきたいです。
リードトラックの「Period」やジャケット写真からは想像できないくらい、アルバムの中身はとても面白く、さまざまなことに挑戦して完成した自信作です。僕たちの集大成として、今できる限りのすべてを注ぎ込んだアルバムとリードトラックを、併せて楽しんでいただきたいと思います。
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