
競泳の池江璃花子(24、横浜ゴム)が12日、新潟県で練習を公開した。3月20日~23日に東京で行われる日本選手権に向けておよそ1時間半ほど泳ぎ、軽めの調整を行った。
池江はオーストラリアを拠点にトレーニングを積んでおり、日本選手権に向けて3月に帰国。現在のコンディションについては「悪くはないが、特段いいというわけでもない。緊張もしてなければ不安もない」と明かした。それでも、久々の国内大会に向けて「五輪が終わって少しお休みをもらって、気持ちの変化だったり、練習内容だったり、いろんな環境が大きく変わった中での日本選手権。とにかく代表権をとれるように、1種目でも多く優勝できるようにしたい」と意気込んだ。
「今は記録を狙うってよりは、しっかり体作りをして3年後に向けてという状況」とロサンゼルスオリンピック™を見据える池江は「公言しているように2028年が自分にとっては集大成というか、オリンピックに向けてしっかりけじめをつけてやっていきたい」と改めて節目の五輪への思いを語った。
7月にシンガポールで開幕する世界選手権の代表選考もかねた日本選手権は3月20日(木)~23日(日)の4日間で行われる。池江は50m自由形、100m自由形、50mバタフライ、100mバタフライに出場をエントリーし、代表入りを目指す。
■池江璃花子(24、横浜ゴム)2000年7月4日生まれ 東京都出身
3歳で水泳を始め、高校1年生で出場したリオオリンピックでは日本人選手最多の7種目への出場を果たし、100mバタフライでは5位入賞。18年のアジア大会では6冠を達成し大会最優秀選手に選出された。19年2月に白血病と診断され、10か月に及ぶ入院生活を送った。その後20年8月の東京都特別水泳大会で実戦復帰。24年パリオリンピックでは3種目で代表に入り、3大会連続の五輪出場を果たす。同年9月25日、急性リンパ性白血病の完全寛解を報告した。現在、個人種目11個とリレー種目6個、計17種目の日本記録を保持している。
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