
9月に行われる東京世界陸上まで残り半年。
沖縄県国頭村には、「世界のトップ」を目指して奮闘する女子中長距離・田中希実(25、New Balance)の姿があった。
年始には、海外のインドアレースを転戦。1000m、1マイル、3000m、5000mショートトラックの4種目で日本記録を連発した。
「(海外転戦を終えてから)日本各地を転々としながら練習を積んできていて、これまでの同じ時期と比べたら9割10割くらいの状態までこれていると思う」と笑顔で話し、例年以上の好調ぶりが伺える。
しかし近年、世界の中長距離界のレベルアップが著しい。
「世界中で色々なインドアレースが開催されている中で、どの大会でもすごいタイムが出ているという状況。その世界の選手たちが一堂に会したときに、私何番にいるんだろうと...。」と手応えと同時に焦りや不安も感じているという。
昨年パリオリンピック™で味わった、2種目とも決勝進出を逃した悔しさ。この経験がこれまで以上に世界を強く意識させているという。
「(世界に挑戦していくことは)怖い気持ちも大きい。ただ、チャレンジしてるからこその未知の怖さを経験できていることはすごく幸せなことだと思う」
東京世界陸上まで半年。今年のテーマは「世界大会で確実に決勝に残る」ということ。
「(東京世界陸上まで)いまは“まだ”半年という感触。本当の世界のトップ選手のように決勝に余裕で挑める選手になれるように、(世界大会でも)レースを自分が引っ張っていくんだという覚悟をもって取り組んでいきたい」と決意を述べた。
心も身体も一段と強くなった田中。9月の東京で、世界中の人々を驚かせるパフォーマンスが見られそうだ。
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