
来年行われるミラノ・コルティナオリンピック™の代表選考を兼ねたスノーボード世界選手権(スイス・エンガディン)に出場するハーフパイプ日本代表が現地時間25日、2日目の公開練習を行った。
【写真を見る】平野歩夢、練習で大技“トリプルコーク1440”成功 !「やるつもりはなかったけど、いけそうだったから」【世界選手権】
快晴でパイプの雪が解け滑りにくかった初日と比べ、この日は曇りで時折パラパラと雪が降る天候。雪が固まり練習日和となった状況で、北京五輪金メダリストの平野歩夢(26、TOKIOインカラミ)が好調な滑りを見せた。
3時間ある練習時間の後半に、自身が世界で初めて成功させた縦3回転・横4回転の大技・トリプルコーク1440を成功。「やるつもりはなかったけど、いけそうだったからやってみた。だいぶ(パイプの形に)合ってきた気がする。でも油断はできない」と、大技の成功をかみしめた。
今大会出場する日本人選手4人中、3人が大技トリプルコークを武器にワールドカップで活躍をしてきた。平野歩夢は「高さ」、平野流佳(23 INPEX)は「技のつなぎ」、戸塚優斗(23 ヨネックス)は「バラエティ」とそれぞれが持つトリプルコークの強みを表現。今大会でもトリプルコークが優勝のカギを握るのは間違いなく、公開練習2日目にして、平野歩夢がこの会場で初めての成功者となった。
また3月に新設された大会・スノーリーグの覇者・戸塚は、新しいルーティンに挑戦。最初のトリックに、スノーリーグで高評価を得た「スイッチアーリーウープ」(流れと逆方向に回転する技)を確認。「マンネリ化してきて、ちょっと飽きられている」と自己分析するルーティンをこの世界選手権で進化させようとしている。
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