
スキー・ノルディック複合でオリンピック™3大会連続表彰台の渡部暁斗(36、北野建設)が、今季のW杯最終戦を終えて26日の早朝に帰国した。
【写真を見る】「息をのんでしまうようなレースをしたい」渡部暁斗が帰国 次の五輪が一区切り【ノルディック複合】
渡部は昨年11月の初戦を体調不良で棄権し、シーズン序盤は一桁台の順位にも入らず苦しい立ち上がりだった。それでもシーズン終盤で徐々に調子を取り戻し、世界選手権・男子団体で5位、W杯個人第16戦では今季最高の8位に入り、ミラノ・コルティナ五輪の派遣推薦基準を突破した。
帰国した空港で囲み取材に応じた渡部は、「今までの中でも一番スタートが悪いシーズンになったがそこから持ち直して最後まで戦うことができて、そこそこ戦えるところまでは戻せた。世界選手権後のワールドカップでは良いパフォーマンスで終われたと思うので、来季に向けて希望が持てる終わり方だったと思います」と語った。
海外遠征の出発前には、「26年のミラノ・コルティナ五輪が競技人生の集大成」と位置づけていた渡部。改めて五輪への思いを聞かれると、「ミラノオリンピックをもってそこを一区切りにしたいと思うので、自分も見ている人も思わず息をのんでしまうような、喜んでしまうようなレースをしたい」と意気込んだ。
空港には4歳の長男と2歳の次男がお出迎え。妻・由梨恵さんと共に家族4人仲睦まじい様子で帰路に就いた。「子供たちと離れている時間も長かったですし妻に苦労をかけたと思うので、妻をねぎらいつつ次のプランを頭の片隅で進めながら休みたい」と話す36歳のベテランは、来年の大舞台を前に、まずは家族サービスで英気を養う。
・スマホのバッテリーを長持ちさせるコツは?意外と知らない“スマホ充電の落とし穴”を専門家が解説【ひるおび】
・「パクされて自撮りを…」少年が初めて明かした「子どもキャンプの性被害」 審議進む日本版DBS “性暴力は許さない”姿勢や対策“見える化”し共有を【news23】
・「誰も死なないという選択肢は考えられない」幼少期の虐待・ネグレクトの末たどり着いた両親の殺害 15歳の少年が逃れたかった「恐怖と束縛」