
■セイコーゴールデングランプリ陸上2025東京 前日会見(17日、東京・国立競技場)
【一覧】9月13日開幕『東京2025世界陸上』日程&出場選手
18日に開催される陸上のセイコーゴールデングランプリ前日会見が、開催地である東京・国立競技場で行われた。女子1500mと3000mに出場する日本記録保持者の田中希実(25、New Balance)は「1500mでしっかり勝負に絡めることが目標。しっかり勝負をするっていう中身にこだわったレースができたら」と語った。
日本女子中距離のエース・田中は今大会で異例とも言える挑戦をする。まず午前11時30分にスタート予定の3000mにペースメーカーとして出場。その1時間40分後の午後1時10分に行われる1500mには、選手として出場する。
昨年の大会でオーストラリアの選手が1500mを走った後に3000mでペースメーカーをしたのを見た田中。「スタミナ系のことも入れていくことが、これから世界で戦う上で必要な力になってくる」と痛感し、「自分自身も勝負をするっていう気持ちがやっぱり大事だと思った」と、挑戦の理由を明かした。
田中の1500mの今季ベストタイムは4分05秒44。同種目には、高校生のドルーリー 朱瑛里(17、津山高校)も出場するなど、注目が集まる。
男子110mハードルには、13秒04の日本記録を持つ村竹ラシッド(23、JAL)が出場。「一番の目標は明日12秒台を出すというところ」と話し、「最低でも13秒0台で走りたいと思ってますし、そこに向けてしっかり調整してきたつもりなので、明日万全の力を発揮できるように頑張りたい」と意気込んだ。
村竹は、4月のダイヤモンドリーグ(DL)厦門大会で13秒14をマークし、東京2025世界陸上の参加標準記録(13秒27)を突破。パリオリンピック™で5位入賞しているため、代表内定を決めた。3日のDL第2戦上海大会では、今季自己最高となる13秒10(+0.6m)をマーク。自身の持つ日本記録に0秒06と迫る好タイムで2戦連続2位に入るなど、好調を維持している。
村竹とともに110mHの日本記録保持者である泉谷駿介(24、住友電工)は、今大会は走幅跳のみに出場する。8m21の自己記録を持つ泉谷は「世界陸上(参加)標準の8m27を突破して自己ベストを更新すること」と、今大会での目標を語った。
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