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田中希実「自分の中では過去最高の仕上がり」アジア大会“異例”の3種目出場へ、世界に通用するために「箱根に出る男子になったような気持ちで」【陸上】

スポーツ
2026-08-28 15:52

日本記録保持者で陸上女子中長距離のエース田中希実(26、豊田自動織機)が27日、9月に日本で開催する「アジア大会愛知・名古屋」を前に愛知県内にある豊田自動織機のグラウンドで練習を行った。


【写真で見る】陸上・田中希実「過去最高の仕上がり、でも・・」


1500m、3000m、5000mで日本記録を持つ田中。直近では7月に陸上世界最高峰の大会、ダイヤモンドリーグ(DL)ロンドン大会で3000mに出場し8分32秒29をマーク、従来の自身が持つ日本記録を1秒23上回り日本新記録を樹立した。日本時間24日に行われたDLシレジア大会では女子5000mに出場し、今季日本最高の14分58秒35を記録した。


2日前に遠征から帰国したばかりだという田中は自身の状態について「かなり自分の中では過去最高の仕上がりというか、力として実力はメキメキついてる感じがある」と話した。一方で、「実力は自分の中で上がってても、世界と比べたら順位は取れない実力(DLシレジア大会は14位)っていうすごく微妙な立ち位置に改めているなと感じたので、これからどこに自分が重きを置いて、どう自分の力を表現して行くかっていうのはすごく問われてくる」と今後の課題を述べた。


自身初となるアジア大会では異例の3種目(1500m/5000m/10000m)に出場する予定の田中。「自分が誰よりも強いって思えるポイントが、たくさんレースを走れるところ、いろんなレースを走れるところしか今、世界にも誇れるところはないかなと思うので。“とにかく自分はこれができる”っていう根拠のない自信みたいなところをまず取り戻す必要がある。まずやってみて、できたっていう納得感を得られることが一番大きな目的かなというふうに思います」と国際大会では22年世界陸上オレゴン以来の3種目挑戦の理由を語った。


アジア大会で最初の出場種目は10000mとなる。この種目に出場する意義について「箱根に出る男子になったような気持ちで、やっぱり日本の男子のトップぐらいで走れないと今世界の女子でも通用しないぐらいのタイムになってしまってる。もう自分は男子だって思うぐらいの自信をつけるのにはやっぱりそれだけのスタミナが必要だったりとか。アジア大会っていう最高の場を借りて、モチベーションが保てるし日本代表だからしっかりその1本1本走らないとっていうところも芽生えると思うので、そこがうまくかみ合って自分の中で(強度の高い練習などスタミナ強化を)スタンダードに落とし込めていけたら一番ラッキーなんじゃないかなと思ってます」と話した。


走り以外に田中の“注目部分”がもう一つ。今年6月に自身初となるブリーチにも挑戦し、現在は毛先が青の田中。「紫にしようと頑張っていたんですけど、ホクレンDC(7月)の時にピンクっぽくなってしまって。青シャンプーを混ぜたりとかいろいろしていたんですけど紫にならなくて、もうあきらめてもう青で。(そしたら)ちょうどダイヤモンドリーグカラーになった(笑)」と話し、アジア大会に向けては“考え中”と笑って答えた。


最後にアジア大会に向けて力強く意気込んだ。「世界陸上とかと比べて(メダル候補は)ギュッと絞られてくる分、自分自身もどの種目でもやっぱりその候補ってなるところで走りたいですし、うまく最後まで生き残ったら自然とメダル争いになってたりとかって思うので。とにかく最後まで先頭集団に生き残ることっていうのはどの種目でもポイントになってくるかなと思います」。


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