
イチローさん(53)が30日、TBSの取材に応じ巨人の監督に就任した松井秀喜氏(52)について語った。開口一番「松井秀喜って言えなくなっちゃったね。松井監督って言わなきゃね。いやぁびっくりしたね、ぶったまげたよ」と、笑顔を見せた。会見の数時間前にマネージャー経由で松井氏の監督就任を知ったというイチローさん。その一報を聞いた時、「『えーーーっ!』って言いました(笑)」
「松井秀喜は会うたびに、本当にジャイアンツの選手としてプライドを持っていて、そこでしか経験できない、学べないことをしっかりと今も大事にしてるのがよく分かった、伝わってきた」とイチローさん。監督就任に向けては「ジャイアンツにしか存在しないもの、松井秀喜が大事にしてる伝統、品格、重厚感。これはやっぱり絶対持っていてほしいから。それを完全に備えている人」と評した。続けて、「当然現場のトップですから、選手たちに浸透していって、ジャイアンツの選手ってやっぱり違う、世界でひょっとしたら唯一それを持ったチームになってくれるんじゃないか。それを戻してほしいな」と期待を寄せた。
日本中が驚いた巨人・松井新監督の誕生ー。
イチロー:今回のこういうサプライズでしょう、完全に。それをしっかりさ、情報が漏れないように盛り上げるっていうのはなかなか役者だよね。そういうところも感じてたから、あー、やったなって。なかなかね監督人事で、周りというか僕らも含めて、多くの人たちが高揚感を持つっていうのはないもんね。こんなに全体が高揚するなんてことは、もうないから。
現役時代は日本のプロ野球を経て、ともにメジャーリーグでも活躍した2人。さらに、イチローさんのライフワークの一つとも言える「高校野球女子選抜」と「イチロー選抜 KOBE CHIBEN」のエキシビションマッチ。その真剣勝負の舞台に、松井氏は2024年から3年連続で出場している。初出場の24年には東京ドームで20年ぶりのホームランを放ち、翌25年にも先制の3ラン本塁打を放つなど、2人は共闘を続け絆を深めてきた。
Q:チームメイトとして彼を失うということに。
イチロー:痛いな、それは。だけどこの3年間、あそこに松井秀喜がいてくれたことは、僕のチームメイトたちは当たり前なんてもちろん思ってないし、いつも特別な時間だった。そのチームメイトがジャイアンツの一軍の監督になる。こんなにね、誇らしいことはないってみんな思っていると思う。いなくなるともっと存在の大きさに気づくことってよくあることだけど、僕たちはいた時からその存在が大きいことを知っているから。いなくなっちゃって穴が開いてしまう、心に、というようなことはない。だって、いないんだもん、そもそも。いてくれたことが奇跡だから。だからもう、本当にみんな心から頑張ってほしいって願ってます。
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