
■第51回社会人野球日本選手権大会 2回戦 東京ガス 5ー2 JR四国(7日、京セラドーム大阪)
社会人野球の頂点を争う日本選手権。5大会連続15回目の出場となった東京ガス(関東・東京)がJR四国(四国・香川)に勝利し準々決勝進出を決めた。
10月のプロ野球ドラフト会議で、東京ヤクルトスワローズから1位指名を受けた藤澤涼介(24)は「3番・指名打者」、阪神タイガースから6位指名を受けた越川海翔(24)は「8番・捕手」で先発出場。プロ入りを控える2人がそろってスタメンに名を連ね、チームの勝利を目指して大一番に臨んだ。
試合は2-2の同点で延長戦に突入。迎えた延長11回、無死満塁の好機を迎えると8番・越川の内野ゴロの間に勝ち越しに成功。さらに追加点を挙げ、この回一挙3得点で5-2とリードを広げた。最後は6回からロングリリーフで登板の臼井浩(32)が相手打線を抑えて試合を締めくくり、東京ガスが勝利。ベスト8入りを果たした。藤澤は2安打を放つ活躍、越川も2打点に加え、捕手として好リードでチームの勝利に貢献した。
1回、JR四国の先発・川合慎磨(24)に対し、1死二塁の好機を迎えるも、藤澤は投ゴロに倒れ、先制のチャンスを生かせず。続く2回は、先頭の中尾勇介(25)がセンター前ヒットで出塁。続く6番・飯森太慈(24)が送りバントを成功させ、得点圏に走者を進めた。さらに2死から8番・越川が四球を選び、好機を広げたものの、後続が倒れて無得点に終わった。
3回には、2死走者なしから藤澤が第2打席に立つ。2ストライクと追い込まれながらも、外角の球をライト前へ運び、安打で出塁。しかし、直後に盗塁を試みるが相手バッテリーに阻まれ、チャンスを広げることはできなかった。
東京ガスの先発・野澤秀伍(25)は3回、2死二塁のピンチを迎えると、2番・井脇将誠(23)にセンター前への適時打を浴び、先制点を献上。さらに5回には追加点を奪われ、1死二、三塁とピンチが広がったところで2人目・松崎公亮(24)が登板。後続を打ち取り、さらなる失点を防いだ。
序盤から再三好機をつくりながらも得点に繋げられず、苦しい展開が続いた東京ガス。試合は後半に入り6回、この回先頭の藤澤が第3打席を迎えたが空振り三振。しかし2死から5番・中尾、6番・飯森が連続四球で出塁。さらに7番・的場北斗(23)も死球を受け、満塁の絶好機を演出した。ここで打席に立った8番・越川は落ち着いてボールを見極め、押し出し四球を選択。東京ガスが1点を返し、反撃の糸口をつかんだ。
すると7回、JR四国の2人目・山本隼輔(26)に対し、2死走者なしから藤澤が第4打席でレフト前ヒットを放ち出塁。さらに果敢に盗塁を仕掛け、得点圏に進む。ここで打席に立った4番・内海貴斗(24)がセンター前へ適時打を放ち、藤澤が生還。東京ガスが土壇場で同点に追いつき、試合を振り出しに戻した。
6回からマウンドに上がった臼井は、相手打線に反撃の隙を与えず、無失点の好投を続けた。同点のまま迎えた9回、1死一塁の場面でJR四国は3人目・近藤壱来(28)が登板。捕逸により走者が二塁へ進み、一打勝ち越しのチャンスを迎えた。しかし第5打席目の藤澤は空振り三振に倒れ、好機を生かすことはできなかった。
試合は延長戦に突入。迎えた延長11回、タイブレークによる無死一、二塁の場面で7番・的場が三塁側へのセーフティーバントを決め、満塁の好機を演出。続く8番・越川の一ゴロの間に三塁走者が生還し、ついに勝ち越しに成功した。さらに9番・木本圭一(23)がショートへの適時内野安打を放ち追加点を奪うと、相手守備の乱れも重なり5-2とリードを広げた。2死二、三塁で迎えた藤澤の第6打席は二ゴロに倒れたものの、この回一挙3得点。延長戦で勝ち越しに成功し、勝利を大きく引き寄せた。
11回裏、マウンドに立ち続ける臼井が最後まで相手打線を無失点に抑え、試合終了。延長タイブレークの激闘を制した東京ガスが5-2でJR四国を下し、準々決勝進出。日本一へ向け、次戦は日本通運(関東・埼玉)と対戦する。
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