
■北口榛花 やり投指導 ‟はるかなる教室”(7日、千葉県総合スポーツセンター 第2陸上競技場)
陸上女子やり投の日本記録保持者でパリ五輪金メダリストの北口榛花(28、JAL)が7日、やり投教室を開催した。今回で2年目となる、その名も‟はるかなる教室”。午前中に行われた中学生向けの初心者クラスで北口は、参加者たちを前に「やり投楽しいな、次もやってみたいなと思ってもらえるような会にしたいと思いますので、ぜひ積極的にチャレンジしてください」と挨拶した。
北口を先頭に、宮城、千葉、神奈川、茨城、東京などから参加した中学生とともにジョギングからスタート。その後、ストレッチをじっくり4分間。さらに、助走に必要な足の裏を意識した歩き方の指導から、かかとからつま先までを意識したスキップ。次は手をしっかり使った高いスキップと、徐々にレベルを上げていった。
北口:みんな優秀ですね。高くスキップしてっていうと、急にスキップできなくなっちゃう子とか、手が動かなくなっちゃう子もいたりするので、みんなちゃんとスキップできてていいなというふうに思います。
まずは「投げる」練習
2人1組になってハンドボールをサッカーのスローインのような感じで、ボールを投げ合う。
北口:みんなに気をつけてもらいたいところは、反ることを意識しがちなんですけど、目と鼻と顎と、みぞおちというか胸の骨があるんですけど、それが全部同じ方向をずっと向き続けて、ボールを投げる時も投げた後も、しっかりボールを追いかけるような感じで。スタートは両足を揃えて、投げた後は自然と前に出ちゃって大丈夫です。肩幅くらいに足を開いて、投げてみてください。突き指に気をつけて。
さらに助走をつけて両手でボールを遠くに投げる練習も行う。ラインを越えてしまった中学生には・・・
北口:そうなっちゃうと(ライン)を越えちゃってるんで、投げる動作の手前になってから、おっとっとってやるスペースを作ってあげるといい。ラインを越えちゃうと、記録がゼロになってしまうので。
実際に「やりを投げる」練習へ
北口がやりの持ち方や握り方を説明した後、助走なしの立ち投げでまず一投。参加者全員がそうやってやりを投げた。
北口:やりを投げるって難しい。自分が長いものを持ってるってちゃんと意識しないと。ボール投げの時にやってもらった、最後まで一緒の方向に行くっていうのが大事。ちゃんと自分が長いものを投げているという自覚と、最初から最後まで同じ方向に行きますよ、投げたい方向と同じ方向に向かって投げますよっていうのを忘れずにやりましょう。
さらに助走をしてやりを投げる子どもたちに「いいですね、いいですね」と、常に笑顔でにこやかにアドバイスを続ける北口。徐々に熱を帯び、手取り足取りの懇切丁寧な指導が続いた。そして仕上げは、北口の発案による簡易計測会を行い、優勝者には「インタビュー体験」も実施。
司会者:優勝ということですけれども、今のお気持ちからお聞かせいただけますか?
男子中学生:今回中2として参加させていただいて、北口さんから基礎から全部教えていただいて、優勝することができて本当に嬉しいです。
司会者:北口さんから色んなアドバイスがあったと思うんですけど、北口選手からの言葉があった中でどの言葉が残ってますか?
男子中学生:一番大事なのは果敢に攻めるというか、果敢に攻めるっていう言葉が印象に残りました。
締めくくりは、参加してくれた中学生たちに北口からのメッセージが送られた。
北口:みんな上手でした。ちゃんと腕もしっかり振れてました。思い切り投げようっていう気持ちが見えたので、すごくそれは大事なことです。今日なんか自分の中でうまくいかなかったなって思った人もいるかもしれないんですけど、全然そんなことないので、また次の機会があったらぜひ挑戦してください。
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