警察庁はきょうの「110番の日」に合わせて、去年1月から11月までに全国の警察が受理した110番通報の状況を発表しました。

警察庁によりますと、受理件数は963万8998件で、前の年の同じ時期と比べて、33万5425件増加しました。このうち、スマートフォンなど移動電話からの通報はおよそ748万件と、全体のおよそ77％を占め、割合としては過去最高を更新しました。

また、事案別では、交通事故や違反など「交通関係」が最も多いおよそ302万件でした。

一方、通報全体のうち、およそ2割が「救急車のサイレンがうるさい」「携帯電話がうまく通じない」「タクシーを呼んでほしい」「部屋に虫が入ってきたので助けてください」「歯が痛い」など、警察官による緊急の対応を必要としないものだったということです。

警察庁は「事件事故の場合はためらうことなく110番を利用し、緊急を要さない相談は『＃9110』に連絡してほしい」としています。

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