通常国会がきょう召集されました。少数与党となる中、石破総理は“熟議の国会”となるよう与野党に呼びかけました。
きょう召集を迎えた通常国会。初めての施政方針演説で石破総理が訴えたのは『楽しい日本』の実現です。
石破総理
「かつて国家が主導した『強い日本』、企業が主導した『豊かな日本』。加えてこれからは一人一人が主導する『楽しい日本』を目指していきたいと考えております」
一人一人が多様な価値観で自己実現を図れる『楽しい日本』を実現するため、▼「若者や女性にも選ばれる地方」、▼「産官学の地方移転と創生」などを5本柱に「『令和の日本列島改造』を進める」と意気込みを語った石破総理。ただ、少数与党となる中、法案一本を成立させるにも野党の協力が不可欠です。
石破総理
「党派を超えた合意形成を図るため、(昨年の)臨時国会に続き、与党、野党ともに責任ある立場で熟議し、国民の納得と共感を得られるよう努めることが必要であります」
通常国会、最大の焦点となるのが、野党の賛同を得て新年度予算案を年度内に成立させられるかです。
与党は国民民主党と「年収103万円の壁」の更なる引き上げを、日本維新の会とは「高校授業料の無償化」などについて個別に協議を行い、この結果を踏まえ、予算案の賛同を得たい考えです。
一方、野党は夏の都議選や参院選を見据え、存在感を高めようと攻勢を強めています。
立憲民主党 野田佳彦 代表
「150日間、衆参でしっかり連携をして存在感を示す、そういう国会にして、勢いをつけて7月の参議院選挙で、その躍進に繋げていきたいと思います」
日本維新の会 前原誠司 共同代表
「『維新ここにあり』という姿を、皆様方一人一人のパフォーマンスを高めていただいて発揮していただきますように」
通常国会では「政治とカネ」や「選択的夫婦別姓の導入」なども争点になる見通しで、150日間にわたる与野党の激しい攻防が始まります。
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