中谷防衛大臣はアメリカのヘグセス国防長官と初めて対面で会談し、日米同盟の抑止力・対処力をさらに強化していくことを確認しました。
中谷元 防衛大臣
「ヘグセス国防長官とともに、それぞれの防衛力の強化、日米同盟の抑止力・対処力の取り組みについて、切迫感を持って進めていくという決意を確認いたしました」
会談で両氏は、日本とアメリカの防衛協力を一層強化していくことや、中国を念頭にした安全保障情勢についても意見を交わしました。
このほか、中距離空対空ミサイルの共同生産に向けた取り組みについても議論を行い、中谷大臣は、艦船から空中の目標に発射するミサイル「SM-6」の共同生産を検討したい考えを伝えたということです。
会談後、ヘグセス氏は、陸海空の自衛隊を一元的に指揮する「統合作戦司令部」が新設されたことを受け、作戦調整能力を向上させるための部署を在日アメリカ軍に設置したと明らかにしました。
トランプ政権は同盟国に対して防衛費を増やすよう圧力をかけていますが、ヘグセス氏は今回の会談で、日本の防衛費に求める「具体的な数字は話し合っていない」と明らかにした上で「どのような能力が必要か、日本が正しい判断を行うと信じている」と話しました。
・スマホのバッテリーを長持ちさせるコツは?意外と知らない“スマホ充電の落とし穴”を専門家が解説【ひるおび】
・「パクされて自撮りを…」少年が初めて明かした「子どもキャンプの性被害」 審議進む日本版DBS “性暴力は許さない”姿勢や対策“見える化”し共有を【news23】
・「誰も死なないという選択肢は考えられない」幼少期の虐待・ネグレクトの末たどり着いた両親の殺害 15歳の少年が逃れたかった「恐怖と束縛」