
核軍縮実現への道筋を話し合う国際賢人会議で提言がまとめられたことを受け、会議を創設した岸田前総理はきょう、「核兵器のない世界に暮らすという理想に向け、現実的な歩みを進めていきたい」と語りました。
核保有国と非保有国の有識者らが「核兵器のない世界」の実現に向けて話し合う国際賢人会議がきのう閉幕し、来年のNPT=核拡散防止条約運用検討会議に向けた提言がとりまとめられました。
提言では、▼全ての国は武力による侵略や領土の現状変更を行わない、▼核抑止が安全保障の最終的な形態であってはならないなどの原則を国際社会が再確認し、守っていくことが重要だとしています。
2022年に国際賢人会議を立ち上げた岸田前総理は、都内で行われたイベントで提言がまとまったことを歓迎しました。
岸田文雄 前総理
「私が議長を務めた2023年のG7広島サミットを経て、ここ国連大学での提言とりまとめにこぎつけられたことを思いますとき、大変感慨深いものを感じております」
岸田前総理は「我々の子孫たちが核兵器のない世界に暮らすという理想に向かって、今日から一歩一歩、現実的な歩みを進めていきたい」と強調しました。
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