「ネットゲームの友達の家に行く」などと言って行方不明になった16歳の女子高校生の行方を捜していた警察が、愛知県一宮市の住宅で若い女性の遺体を見つけ、21歳の男を死体遺棄の疑いで逮捕しました。
記者
「閑静な住宅街にある、こちらの家の2階のクローゼットから女性の遺体が見つかったということです」
遺体が見つかったのは、きのう夜遅くのことでした。警察によりますと、行方不明届が出されていた東京都の16歳の女子高校生の行方を捜していた警察が昨夜、一宮市木曽川町の住宅を訪ねたところ、若い女性の遺体を見つけました。
遺体は2階の部屋のクローゼットの中で布にくるまれ、テープでとめられていて、この家に住む無職の江口真先容疑者(21)が「遺体を隠した」などと話したため、警察は江口容疑者を死体遺棄の疑いで逮捕しました。
近所の人によりますと、江口容疑者はこの家で両親と同居していたということです。
近くに住む人
「夜中の2時とか3時に、2階の部屋がいつも電気がついていた。びっくり」
「ちょっと暗めな、しゃべらなさそうなイメージ。結構見かけるから(仕事は)何しているのかなと思っていた」
遺体には首や肩などに複数の刺し傷があり、江口容疑者は、女性の殺害についても「自分が刺した」などとほのめかしているということです。
一方、警察が探していた16歳の女子高校生は先週から連絡が取れなくなっていました。
「ネットゲームの友達の家に行く」
捜査関係者によりますと、女子高校生は先月28日、このように言って家を出たあと連絡が取れなくなり、翌日に家族が警視庁に相談していました。
警察は遺体の身元の確認を進めるとともに、江口容疑者は女性とトラブルがあったという趣旨の供述もしているということで、犯行に至った経緯を詳しく調べています。
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