
埼玉県警は、吉川警察署で取り扱った60代の男性の遺体を70代の女性の遺体と取り違え、葬儀会社に引き渡していたことを明らかにしました。間違って引き渡された遺体は、その後、火葬されたということです。
埼玉県警は、吉川署管内の住宅で見つかった60代の男性の遺体を、先月24日に葬儀会社に引き渡すことになりました。
ところが、引き渡した遺体は60代の男性ではなく、吉川署で安置していた70代の女性だったことが、きのう、定期的に行っている確認でわかったということです。
発覚時に女性の遺体はすでに火葬されていて、埼玉県警は男性の遺族に謝罪をしました。
女性の遺族とは連絡がとれておらず、遺灰は吉川署に保管されているということです。
埼玉県警によりますと、引き渡しを担当した吉川署の39歳の男性警部補と26歳の男性巡査が、名前や性別などの個人情報が書かれた識別表や遺体に取り付けられている識別札の確認を怠ったうえ、目視での確認作業などもしていなかったということです。
2人は聞き取りに対して「遺体の確認をしなかった」と話しているということですが、なぜ遺体の確認をしなかったかについて、埼玉県警は「今後、調査する」としています。
埼玉県警は「ご遺族には、さらなるご心痛を与えてしまい誠に申し訳ありません。職員に対する指導を徹底して再発防止に努めて参ります」とコメントしています。
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