
神戸市のマンションで住人の女性が殺害された事件。逮捕された男が「事件の2日前に勤務先付近で歩いている被害者を見つけ、好みのタイプだと思った」などと話していることがわかりました。
【写真を見る】事件前日、長時間にわたり何度も付近をうろつく男の姿
谷本容疑者「事件2日前に見つけ、好みのタイプだと思った」
神戸市のマンションで住人の女性が殺害された事件から8日。逮捕された男が、「事件の2日前に、勤務先付近で歩いている女性を見つけ、好みのタイプだと思った」などと話していることがわかりました。
殺人の疑いで逮捕された谷本将志容疑者(35)。これまで被害者の女性について「全く知らない人です」と供述していましたが、谷本容疑者が女性を“事件2日前に見つけた”ことが新たにわかりました。
谷本将志容疑者の供述
「事件の2日前に、勤務先近くで歩いている被害女性を見つけ、好みのタイプの女性だと思って、あとを付けて勤務先ビルに入っていくのを確認した」
事件2日前、今月18日の防犯カメラの映像。午後5時前、被害女性の勤務先付近で谷本容疑者とみられる男の姿が捉えられていました。
谷本将志容疑者の供述
「初めて認識して以降、仕事が終わる時間帯に勤務先近くで女性が出てくるのを待ったり、朝に出勤するのを見ていた」
事件前日の19日にも、長時間にわたって何度も付近をうろつく男の姿がありました。
仕事が終わる時間に合わせてか、午後5時半ごろに現れた男は建物の前で立ち止まり、しゃがみ込んで、会社から出てくるのを待つように約4分間にわたり居座っていました。
日が暮れた午後7時半ごろにも勤務先の向かい側で立ち止まり、じっと見つめます。さらには、ビルの前まで歩いて行き、入り口をちらっと確認するような様子もありました。
この日、男の姿は午後4時ごろから8時ごろにかけて少なくとも10回以上、捉えられていました。
そして翌日、谷本容疑者は被害女性のあとをつけ、自宅マンションのエレベーター内で犯行に及んだとみられています。
警察によりますと、犯行時以外、谷本容疑者と被害者の女性の接触は確認されておらず、谷本容疑者が一方的に狙った可能性があるとみています。
記者
「事件から8日が経ちましたが、ここを訪れ、手を合わせる人の姿が途絶えることはありません」
献花に来た人
「いつも普通に歩いているところだから、ちょっと考えられない。かわいそう」
5年前にも別の女性につきまとい、ストーカー事件
事件直前まで東京都内の勤務先の寮で暮らしていた谷本容疑者。学生時代は大阪府内で過ごしていたといいますが、27日、中学校の同級生が取材に応じました。
中学校の同級生
「クラスの中心人物とか、盛り上げるタイプではなかったんですけど、ずっと1人でいるわけではなくて、騒ぐわけでもなく、おとなしい人だったと思います」
谷本容疑者は、3年前にも20代の女性につきまとい、女性の首を絞めるなどしたとして執行猶予付きの有罪判決を受けていますが、新たに別の事件の存在も明らかになりました。
5年前に別の女性のマンションに侵入し、つきまとい行為を4回繰り返したとして、ストーカー事件を起こしていたのです。いずれも面識のない女性が暮らす神戸市内のマンションに、オートロックをすりぬけ侵入し、犯行に及んでいました。
執行猶予中に、またしても起きてしまった事件。警察は動機などについて調べを進めています。
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