
いじめに関連したニュースでしばしば、いじめの「重大事態」という言葉が出てきます。「重大事態」とはどのような状況を指し、重大事態ではない「いじめ」と何が異なるのでしょうか。
Q:「いじめ」って何?
A:いじめ防止対策推進法では、ある児童や生徒が、同じ学校に通うなど一定の関係性にある他の児童らからの行為によって心理的、物理的に苦痛を感じた場合のことを「いじめ」と定義しています。
Q:いじめの「重大事態」とは?
A:いじめの中でも(1)被害を受けた児童や生徒の生命、心身、財産(現金に限らず、所持品なども含む)に重大な被害が生じた疑いがある場合、(2)被害を受けた児童や生徒がいじめを原因として相当の期間(30日が目安)以上学校を欠席した疑いがある場合のいずれかに当てはまる際に「重大事態」とされます。
Q:「重大事態」が起きるとどうなるの?
A:学校や教育委員会は、事実関係を明確にするための調査を行う組織を設置することになっています。調査の進捗や、明らかになった情報については被害を受けた児童や生徒とその保護者に提供することも求められています。
Q:「重大事態」はどれくらい起きているの?
A:2024年度の発生件数は1405件で過去最多となりました。コロナ禍だった2020年度(512件)は件数が減りましたが、2021~2024年度は増加し続けています。「いじめ」全体の傾向も似ていて、2020年度に減少して以降、増加が続き、2024年度は約77万件でこちらも過去最多です。
※件数はいずれも小中高校、特別支援学校を対象としたものです。
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