
巨大与党の誕生を受け、国会論戦の「花形」といわれる予算委員会の風景がガラリと変わりました。
【写真で見る】「レベルの違うことが起きている」審議時間の大幅短縮に野党反発
「自民一強」の国会で... 予算委に財務大臣が欠席「不正常な状態」
共産 田村智子 委員長(2日)
「総理、総理に聞いています」
消費税を巡って、高市総理の見解を質す野党。
共産 田村智子 委員長(2日)
「5%への減税を求める声は、最初から排除ということですから、何が国民会議かと」
「総理、いかがですか。こういう意見も含めて議論すると言われたんじゃないんですか。いかがですか、総理」
しかし、委員長は総理を指名せず…
「財務大臣、片山さつきさん」
片山さつき 財務大臣(2日)
「5%まで減らしてしまうと、16兆円減ると…」
共産 田村智子 委員長(2日)
「まったく答えてくれないんですけど」
総理への質問に財務大臣が答えたかと思えば、別の日には…
中道 国重徹 議員(6日)
「本来いるべき財務大臣がいません。質疑したいテーマがあったにもかかわらず、財務大臣がいないということで極めて…」
予算委員会を財務大臣が欠席。
中道 国重徹 議員(6日)
「残念で不正常な状態になっています」
中道 長妻昭 予算委筆頭理事
「一般質疑で財務大臣いないんだよ」
そんな中、年度内の予算成立を目指す高市総理は…
高市早苗 総理(3日)
「イランの攻撃もあり、予算の予見可能性というものは一層高めるべき時期でもあります。何とか早期の成立、これをお願いできたらと」
「レベルの違うことが起きている」審議時間の大幅短縮に野党反発
そもそも、1か月遅れで始まった予算審議。その原因は…
高市早苗 総理(3日)
「通常国会冒頭で解散させていただきました。それによって非常に国会日程が窮屈になっているということは認めさせていただきます」
こうした状況でも、与党側は3日、3月13日に衆議院での審議を打ち切るような日程を提示してきたというのです。
審議時間の大幅な短縮に、野党は反発。
中道 近藤和也 議員(4日)
「(閉会が)来週の13日だということであれば、(審議時間が)60時間を超えない。国会軽視としか言いようがないですよ」
これまで与党が圧倒的多数を占めた小泉内閣や安倍内閣でも、予算委員会の審議は衆議院だけで80時間を確保。60時間に満たないとなれば、前例がありません。
国民民主 玉木雄一郎 代表(4日)
「何か野党がごねて日程闘争してるのとは、レベルが違うことが起きてる。なぜ無理して(日程を)進めるのか、よく分からなくなってますね」
中道 小川淳也 代表(6日)
「財務大臣不在のもと、予算審議をするなんてのは前代未聞。野党に対する、というのはつまり、その背後にいる数千万人の国民に対する敬意を持った提案なり、姿勢で臨んでいただきたい」
委員長の職権を盾に決まる日程 「憲政史上最悪の暴走」との声も
与党が頼みにするのは、野党から奪い返した「委員長ポスト」と「数の力」。
自民 坂本哲志 衆院予算委員長(3日)
「委員長に御一任願いたいと存じますが、これに賛成の諸君の起立を求めます」
野党が反発する審議日程について、予算委員長に一任する議決を強行。
共産 辰巳孝太郎 衆院議員(3日)
「憲政史上最悪の暴走」
委員長の職権を盾に決まっていく日程。
自民 坂本哲志 衆院予算委員長(4日)
「一度決めたことでありますので、私の判断で決めたことですので」
野党は「議会政治をないがしろにしている」として、共同で衆院議長に審議時間の確保を要請。
与党に対しては、総理が出席する集中審議を少なくともあと4日は開くよう求めましたが…
自民 齋藤健 予算委筆頭理事(5日)
「1日(総理なしの)一般質疑であるところを、じゃあ(総理出席の集中審議と)半々にしようと」
与党側が受け入れた総理出席の集中審議は、僅か半日。しかも…
中道 長妻昭 予算委筆頭理事(6日)
「びっくりしたんですけども、13人の大臣を常駐させてくれというわけですよ。理由を聞いてみると、官邸サイドから何とか認めさせてほしいという強い要請があったというんですね」
「多くの大臣を横に置いてですね、そして総理の答弁じゃない方に持っていくような、そういう運営が委員長からなされました。こういうことを(委員長の)職権でですね、13人を認めますと委員長が宣言して終わった。職権でこういうのを決めるっていうのは、いいんですかね」
消費税減税や、国論を二分する安保政策など、国の方向を大きく左右する課題が山積のなか、高市総理の見解を質すことはできるのでしょうか。
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