天皇皇后両陛下はおとといベルギーに到着されましたが、出迎えたのは愛子さまと同い年、ベルギーの王位継承順位1位のエリザベート王女でした。
笑顔で記念撮影をされる両陛下とベルギーのフィリップ国王一家。こちらはベルギー王室の離宮「シエルニョン城」で、現在、両陛下はこの城に滞在されています。
おととい、両陛下を笑顔で出迎えたのはエリザベート王女。愛子さまと同じ24歳で、王位継承順位は1位です。
ベルギーではかつて王位継承は男性に限られていましたが、1991年の憲法改正で性別を問わない「長子優先」に変更されました。エリザベート王女は国王夫妻の第1子であり、即位すればベルギー史上初の女王となります。
実は愛子さまは2006年、オランダ静養の際に王女と一緒に遊ばれたことがあるといいます。
皇室とベルギー王室には“不思議な縁”もあります。
「私はフィリップ現国王陛下と同い年ということもあり」
陛下とフィリップ国王はともに1960年生まれで、互いに長女が同い年。さらに現在、父親である上皇さまとアルベール2世もともに92歳なのです。
皇室とベルギー王室。その歩みについて、ベルギーの大使は。
アントワン・エヴラー駐日ベルギー大使
「歴史を通じて様々な世代で深い交流が続いてきました。(この訪問も)私たちの友情において、歴史的な節目なんです」
これは今から105年前の1921年に、当時、皇太子だった昭和天皇がベルギーを訪問された際の映像です。明治から大正にかけ、「皇族が見聞を広めることがのぞましい」という機運が高まり、ヨーロッパでの国際親善が行われるようになったのです。
1971年には、昭和天皇が在位中の天皇として初めて海外へ。記念すべき公式訪問の1か国目はベルギーでした。当時、現地では様々な場で国王夫妻と親交を深められました。
その後は現在の上皇ご夫妻がベルギー王室と深い友情を育まれました。当時のボードワン国王が亡くなった際には、葬儀のためベルギーへ。「天皇は国葬に参列しない」という慣例があるなかで、親交の深さから特別に参列を希望されました。
皇室に詳しい専門家は、この時の葬儀の並び順から日本との絆を感じる場面があったといいます。
駒澤大学 君塚直隆 教授
「やっぱりそれは序列がちゃんとあるんですが、その一番先頭ですね、外国から来た弔問客の先頭の真ん中に天皇皇后、すなわち今の上皇上皇后。(お互いを)非常に大切にされていたわけですね」
現在の両陛下も友好関係を受け継がれています。日本と韓国で開催された2002年のサッカーワールドカップでは、「日本対ベルギー」戦を4人並んで観戦されました。
公私ともにゆかりの深い皇室とベルギー王室。両陛下はあすから公式行事にのぞまれます。
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