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『睡眠障害』が新診療科名に!病院に行く目安は?「5分で眠れる」「2回以上起きる」は要注意【ひるおび】

国内
2026-07-08 17:02

「眠っても疲れがとれない」「いびきが気になる」
睡眠の悩みがあるけれど、どの医療機関に相談すればいいか分かりにくい・・・
6月から、医療機関の診療科の名前に「睡眠障害」が加わったのをご存じですか?


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睡眠に課題「約6割」

厚生労働省によると、1日の睡眠時間は、6時間~8時間が適正です。
しかし、睡眠時間が6時間未満という人は、男性で36.2%、女性で38.9%に上っています。


睡眠不足は様々な病気を引き起こします。
▼肥満▼メタボリックシンドローム▼うつ病▼循環器系疾患(高血圧・心筋梗塞・狭心症・脳卒中)などの発症リスクにつながります。
睡眠時間が7~8時間の人と比べると、1日6時間未満の人の発症リスクは4.95倍となっています。


日本睡眠学会の調査では、睡眠について課題を感じている人は58.4%と、約6割に上りました。しかし、そのうち医師に実際に相談した人は、14.1%しかいませんでした。


恵俊彰:
分かるな。だって「季節性のものなのか」とか「枕が合ってないんじゃないか」とか、「聞いたら先生に怒られるんじゃないか」とか色々考えちゃいますよね。


東京疲労・睡眠クリニック 梶本修身院長:
そもそもどこに行っていいか分からないという人は、結構多かったと思いますね。


「睡眠障害」が新診療科名に

こうした背景もあり、2025年4月、日本睡眠学会は病院の看板などに「睡眠障害」と掲げられるよう厚労省に要望書を提出しました。
そして、2026年6月1日から、病院の看板に「睡眠障害」を診療科名として表示することができるようになりました。これは2008年以来の表記の見直しです。


医療機関の看板表記にはルールがあります。
単独で使用可能なのは、「内科」「外科」「精神科」「小児科」「産婦人科」「眼科」など20科で、組み合わせて使用できるものには「呼吸器」「消化器」「心臓」「美容」などがあります。(例:「呼吸器内科」「整形外科」など)
今回「睡眠障害」は組み合わせて使用できるものなので、実際に我々が目にする診療科名は「睡眠障害内科」「睡眠障害小児科」などとなります。


東京疲労・睡眠クリニック 梶本修身院長:
「もしかして睡眠障害かもしれない」と思った人が、今回整備されたことによって受診しやすくなったと思います。


恵俊彰:
単純に「よく寝られない」というだけで行っていいんですか?


梶本修身院長:
もちろんそうです。1日、2日だと生活習慣を工夫してほしいですけれど、続くようであれば、1度受診してもらうことが大事だと思います。


患者数865万人「睡眠障害」とは

「睡眠障害」は睡眠に関連した多種多様な病気の総称で、患者数は推計で865万人と見られています。
そのうち最も多いのが「不眠症」で85.34%、次に多いのが「睡眠時無呼吸症候群」で10.96%を占めています。


「不眠症」は、眠りたいという意思があるのに睡眠時間が短く眠りが浅くなり、体や精神に不調を来す神経症です。
なかなか寝付けない『入眠障害』、途中で目が覚めてしまう『中途覚醒』、もっと寝ていたいのに朝早く目覚めてしまう『早朝覚醒』、ぐっすり眠れた気がしない『熟眠障害』があります。


「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」は、眠りだすと呼吸が止まってしまう病気です。深い睡眠が全くとれなくなり、日中に強い眠気が現れます。
高血圧・動脈硬化・脳梗塞などにつながる恐れもあります。


恵俊彰:
いびきなどは、うるさいという問題もあるし、いびきをかくことで何か他の病気を起こすんじゃないかという心配もありますよね。


東京疲労・睡眠クリニック 梶本修身院長:
その通りです。いびきは睡眠障害の中でも結構大きな要素を占めていて、睡眠の質を落とす一番大きな要因はいびきかもしれません。
まず検査をして、いびきがどれほど普段の睡眠に影響を及ぼしているかを調べるべきです。ひどい場合は無呼吸症候群というケースもありますので、やはり治療が必要なことが多いですね。


「睡眠障害内科」を訪れる人はー

一体どんな方が、どんな悩みを抱えているのでしょうか。
6月から看板やHPに「睡眠障害内科」を掲げるようになった『赤坂おだやかクリニック』を取材。初めてこのクリニックを受診した、40代の女性に話を聞きました。


40代女性患者
「泊まりに行った時に『いびきがうるさいよ』と言われて、特に自分の中ではいびきをかいている自覚がなかったので、みんなに迷惑かけてるのかなと思って、ちょっと受診した方がいいかなと思って来ました。」


また、約10年前から、日中の強い眠気を自覚するようになったといいます。


睡眠医療などが専門 西澤寛人医師
「睡眠障害の病気の中でいくつか思い当たる病気があります。
1つは睡眠時無呼吸症候群。
あともう1つ、小顔で下顎が非常に小さいので、寝ている時に舌根が落ちてきやすい。
落ちて、ぶつかってしまうのでいびきをかいてしまう。これがぶつかってくっついてしまうと、その時点で無呼吸となります。」


後日検査をして、今後の治療方針を決めることになりました。


続いては、睡眠時無呼吸症候群を治療中の男性。
約7年前から、鼻に装着したマスクから空気を送り込み気道を広げるCPAP(シーパップ)を使用しています。


睡眠医療などが専門 西澤寛人医師
「呼吸が止まる回数は1時間に1.7回なので、非常に良好ですね。」


CPAPを使用している男性患者
「CPAPする前は昼間めっちゃ眠かったんですけど、今は(眠気が)ないです。」


実は西澤医師も、1時間に52回程呼吸が止まっていたという、重度の睡眠時無呼吸症候群で、CPAPを使用してから日中に眠くなることがなくなったといいます。


睡眠医療などが専門 西澤寛人医師
「良質な睡眠は人生を豊かにすると我々は言ってるんですけども、睡眠に問題を抱えている方は決して1人で悩まずに、『医者に相談していいんだ』と思っていただければありがたいです。」


恵俊彰:
なかなか自分では気がつかないものなんですね。


東京疲労・睡眠クリニック 梶本修身院長:
今クリニックに来ていただくと3割負担だと3000円くらいの自己負担で、検査を受けることができます。自分が治療しなければいけないほどかどうかもわかるので、ぜひ受けてもらえたらと思います。
また、簡単に調べる方法としてはスマホの睡眠アプリがあります。
昔に比べると正確性も高まっているので、一度試してもらうのも一つの方法です。


睡眠障害セルフチェック

【1】起床までに2回以上目覚めることが多い
【2】ベッドに入ると5分以内に寝つくことが多い
【3】電車やバスに乗ると次の駅や停留所に着くまでに眠っていることがある
【4】起床した4時間後に眠気やだるさがある
【5】休日は平日より2時間以上長く眠ることが多い


あてはまった項目が・・・
0~1個➡問題なし
2~3個➡睡眠習慣の見直しが必要
4個以上➡医療機関の受診を検討


梶本修身院長:
一番良くないのが自分で気づいていない方。こんなもんだろうと思ってる方が多いんですね。
「ベッドに入ると5分以内に眠りにつく」というのも、寝付きが良いと自慢げに語る方が多いんですけど、実は「気絶」した状態に近くて、覚醒を維持できていない方が多い。
それくらい疲れているし、睡眠が不足しているということなんですよ。
だから飛行機に乗って、離陸するまでに寝てる人はほぼ睡眠が上手くいってない証拠なんですよ。
明らかに睡眠に何か足りない要素があるということですね。


(ひるおび 2026年7月6日放送より)
==========
<プロフィール>
梶本修身氏
東京疲労・睡眠クリニック院長
疲労と睡眠の第一人者
『スッキリした朝に変わる睡眠の本』など多数の著書


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