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NISAを始めたきっかけ、証券会社、銀行ともに「手元資金の有効活用」が6割超~NISA利用実態データ

国内
2026-07-12 10:00
NISAを始めたきっかけ、証券会社、銀行ともに「手元資金の有効活用」が6割超~NISA利用実態データ
NISA利用実態データを発表(オリコン顧客満足度調査)(画像はイメージ)
 金融庁が7月3日に公表した、2025年12月末時点の「NISAの利用状況調査」によると、NISAの口座数は2,821万件、買付額は71兆円に上り、口座数が前年比11.5%増、買付額が同34.0%増と、いずれも好調な伸びを見せている。2026年の税制改正では、来年2027年1月からの「こどもNISA」開始や、つみたて投資枠の対象商品の拡充なども発表されており、NISAは今後も注目の非課税制度と言えるだろう。

NISA(証券会社/銀行)で投資を始めたきっかけ ※NISA利用実態データ(オリコン顧客満足度調査)(画像)

 顧客満足度調査を実施する株式会社oricon MEは、そうした「NISA」について、7月1日に発表した「2026年 NISA 証券会社/銀行ランキング」と併せ、「利用実態データ」も発表。調査では、証券会社、銀行それぞれでNISAを運用しているランキング調査対象者計7,545人に「NISAで投資を始めたきっかけ」や「現在利用しているNISA口座の開設理由」、「月平均の運用資金」などについて聞いている。

■NISAで投資を始めたきっかけ、証券会社、銀行ともに「手元資金の有効活用」が6割超

 「投資を始めたきっかけ」(複数回答)については、「手元にある資金を有効に運用するため」が証券会社で65.6%、銀行で64.9%と、いずれも6割超えで最多に。次いで「老後の資金を蓄えるため」が、証券会社、銀行いずれも55.7%、54.5%で5割を超え、「ゆとりある生活に向けて蓄えるため」が37.6%、32.0%で続いた。「手元資金の活用」、「将来への備え」が、NISAで投資を始めた主なきっかけとなっていることがわかった。

 また、銀行では「金融機関の営業から勧められたため」との回答が約2割の19.8%と、5.5%の証券会社よりも高い割合となった。銀行の利用者からは「NISAは気になっていたが、今の担当者に相談したのをきっかけに開始することができた(40代・女性)」、「行員に対面で勧められ、一緒に利用開始の登録をしたからNISAを始めるきっかけになった(50代・女性)」といった声もみられ、金融機関からの案内や提案も、投資を始めるきっかけの一つになっているようだ。

■現在利用しているNISA口座の開設理由、証券会社は「手数料が安いから」、銀行は「既に他サービスで利用していたから」が最多

 「現在利用しているNISA口座を開設した理由」(複数回答)では、証券会社は「手数料が安いから」が33.9%で最多となり、次いで「口座開設が簡単だから」が26.4%で続いた。また「ポイントプログラムが充実しているから」も16.7%と、証券会社では、コスト面や利用開始時のハードルの低さが、口座開設理由として上位に挙がる結果となった。

 一方、銀行では、「既に他サービスで利用していたから」が46.4%で最も高く、次いで「会社の信頼性が高いから」が31.8%と続いた。なお、証券会社で最多だった「手数料が安いから」は7.4%にとどまっており、銀行は普段から利用している金融機関であることや信頼感が、NISA口座開設の理由につながっていることがうかがえる結果となった。

■成長投資枠の運用方法、証券会社は「積立・一括投資の両方」、銀行は「積立投資のみ」が最多

 現在利用しているNISA口座で成長投資枠を運用している利用者5,615人に調査した「成長投資枠の運用方法」(単一回答)では、証券会社は「積立投資・一括投資の両方で運用している」が37.1%で最多となったものの、「一括投資のみで運用している」も36.8%とほぼ同水準の結果となった。

 一方の銀行は、「積立投資のみで運用している」が最多の42.8%、次いで「積立投資・一括投資の両方で運用している」が33.7%で続く結果となり、証券会社と銀行で成長投資枠の使い方に違いが見られた。

■月平均の運用資金、積立投資は「1万円以上3万円未満」、一括投資は「10万円以上」が最多

 「現在利用しているNISA口座の月平均の運用資金」(単一回答)は、「つみたて投資枠」は「1万円以上3万円未満」が証券会社24.5%、銀行32.2%で最多に。「成長投資枠の積立投資」も、証券会社22.0%、銀行26.4%でこちらも「1万円以上3万円未満」が最多となった。

 一方、「成長投資枠の一括投資」では、証券会社、銀行いずれも「10万円以上」が約4割となる39.6%、39.4%で最多となり、「積立投資」は比較的少額から、「成長投資枠の一括投資」は、まとまった金額を運用資金に充てている人が多いことがわかった。

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