「#7119」という電話番号を知っていますか?急な病気やけがをしたとき、救急車を呼ぶべきか迷ったときなどに相談できる電話窓口です。
【写真で見る】実際にあった「#7119」への子どもに関する相談
熱中症による搬送が相次ぐなど、救急搬送が年々増える今、多忙を極める「消防の現場」を取材しました。
救急車を呼ぶか迷ったら#7119 24時間365日対応
高柳光希キャスター:
熱中症などのリスクも増えている今、ぜひ覚えておいてほしい救急相談窓口「#7119」。すぐに病院に行くべきなのか、救急車を呼ぶべきか迷ったときなどに相談ができます。
医師や看護師などが24時間365日対応していて、緊急性が高いと判断された場合には、救急車の手配まで行います。
2009年から総務省が全国に導入し、2026年7月時点では41の地域に広がっています。
緊急性の判断、救急車の手配まで 適切な診療科や近隣の病院紹介も
高柳キャスター:
#7119は救急車を呼ぶだけではなく、緊急性の判断にも有効に活用できます。
例えば、「子どもの様子がなんとなくおかしい」という場合、軽症者には受診に関するアドバイスをし、“隠れた重症者”は見逃さず、迅速に救急搬送につなげられるということです。
また、「何科を受診するべきかわからない」という場合も、症状を聞いて、▼適切な診療科や、▼近くの病院を案内してくれるといいます。
TBS報道局 社会部 警視庁・東京消防庁 担当 高木郁弥 記者:
ほかには、子育て世代だけでなく、20〜30代からの相談も増えているということです。
20~30代は「まずネットで検索」する人が多いかと思います。ただ、インターネット・SNSの普及により、情報量が多く、間違った情報も交じっているおそれがあるため、正しい情報を求めて「#7119」に相談するといいます。
チャットGPTに「#7119にかけてください」と勧められた人もいるそうです。
井上貴博キャスター:
基本的に無料で救急車を呼べるという日本の体制は素晴らしいですが、何でもかんでも救急車という人がいる中で、どのように体制を維持するのかということですね。
スポーツ心理学者(博士) 田中ウルヴェ京さん:
体調の悪さを感じた時に、声が聞けるだけでも気持ち的に違うと思います。
電話が苦手な人も使いやすい!医師監修のAI相談ツールとは
高柳キャスター:
さらに、東京消防庁は東京都医師会監修の「東京版救急受診ガイド」のAIチャット機能を始めています。(2026年3月にリニューアル)
音声・テキストで症状を入力すると、最短1分で緊急度を示す結果が表示されるというものです。
【東京版救急受診ガイド】
▼東京消防庁の公式アプリやWebからアクセス
▼音声・テキストで症状を入力
▼緊急度を色で表示
・赤:「救急車を要請することをおすすめします」
・オレンジ:「今すぐに医療機関を受診してください」など
TBS報道局社会部 高木記者:
特に若い世代は、電話は緊張してしまうという人がいる一方、ネットの情報には不安があるという人もいるため、電話だけではなく、手軽に安心できる相談先としてAIチャット機能を導入したといいます。
過去に、#7119によせられた約30万件の相談データをもとに、AIに読み込ませて作られた機能であり、東京都医師会監修ということで非常に信憑性が高いそうです。
東京消防庁の市東修司 緊急相談係長は、「自身に合った方法で相談してほしい」としています。
利用者の心得 “より具体的に”症状や状況を入力
高柳キャスター:
こうした相談窓口を使う場合、気をつけなければならない点があります。それは、「症状」や「状況」をより具体的に入力をすることです。
例えば、「胸が痛い」だけではなく、「胸がチクチク痛い」「一瞬だけ痛くなった」など、どのような痛さで、どういう時に痛むのかを書いてください。
また、子どもは自分の口で説明するのが難しいと思います。
保護者は「熱を出して吐いた」ではなく、「今朝から38度の熱があり、ミルクを飲んだあと3回吐いた」というように、なるべく数字や状況を細かく入力することが大事だということです。
そして、猛暑が続く中で重要なのは、▼意識がない、▼けいれんしている、▼自力で水が飲めないなどの症状がある場合は、ためらわずに119番通報することです。
==========
<プロフィール>
高木郁弥
TBS報道局社会部 警視庁・東京消防庁 担当
現役消防士も太鼓判を押す『消防士顔』の記者
田中ウルヴェ京さん
スポーツ心理学者(博士)
五輪メダリスト 心理コンサルティング
こころの学びコミュニティ「iMiA(イミア)」主宰
・「蚊の10倍」猛烈かゆみが襲う 水辺にいる“スケベ虫”に注意
・エアコン「1℃下げる」OR「風量を強にする」どっちが節電?「除湿」はいつ使う?賢いエアコンの使い方【ひるおび】
・「人生が変わった」重い後遺症も…炎天下のスポーツと熱中症、高校野球“運動中止”の暑さでも「試合を消化しないと」【報道特集】
