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企業が福利厚生で「マッチングアプリ」導入!大手1500社が社員の“恋愛支援”なぜ?【ひるおび】

国内
2026-10-08 15:30

「マッチングアプリ」を福利厚生として導入する動きが広がっています。
なぜ企業は、社員の恋愛まで支援するのでしょうか?
これまで3万人以上の婚活を支援してきたマッチングアプリ専門家の伊藤早紀氏と考えます。


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“マッチングアプリで結婚” 初の2割超え

国立社会保障・人口問題研究所が9月11日に発表した調査によると、2020年からの5年間に結婚した夫婦の知り合ったきっかけは、「職場や仕事」の20.9%に次いで、「マッチングアプリなどのネット」が「友人を通じて」と同率の20.2%となりました。


マッチングアプリなどで知り合った割合は2021年の前回調査から倍増し、初めて2割を超えています。


マッチングアプリ専門家 伊藤早紀氏:
コロナ前に比べると、コロナ後にはマッチングアプリの市場規模も1.5倍ぐらい成長しており、オンラインで出会うことに抵抗感がすごく少なくなってきています。


福利厚生に「マッチングアプリ」“恋のキューピッド”AIが活躍

こうした変化に企業も注目しており、現在「マッチングアプリ」を福利厚生として導入している企業が増えています。
マッチングアプリ運営会社「Aill」によると、すでに▼NTTグループ▼トヨタ自動車▼関西電力▼スギ薬局▼りそなHDなど、大手企業を中心に1500社以上の企業が導入しています。


アプリでは、AIが1日1人相手を紹介します。
同じ会社の社員同士はマッチングしないので、知り合いを見つけてしまったり、アプリの利用を知られたりすることもありません。
また、写真や年齢・趣味など、一般的なプロフィールに加え、“出会いの条件”として、転勤の有無や範囲、将来の子どもの希望の有無や人数、家事や育児をどの程度担えるかなどを細かく記入するので、価値観の合いやすい人とマッチングすることができます。


さらに、交際を進めるうえでポイントとなるのが、「AIのサポート」です。
このアプリでは『狛犬』というAIキャラクターが、チャットのペースやデートのお誘いのタイミングなど、会話や関係をサポートしてくれます。


『〇〇さんとのチャットのペースは毎日2往復前後がおススメ♪』
『好きな映画は何かな?聞いてみてね』
『2回目のデート、誘ってみてね!OKの確率80%以上だよ!頑張って!』


AIキャラのコンセプトは、「学生時代の共通の友達で、二人の仲を取り持ってくれるお節介な存在」。
言いづらいことでも、代わりに相手に伝えてくれるそうです。


恵俊彰:
AIってすごいですね。こういうところにも入ってきて。


マッチングアプリ専門家 伊藤早紀氏:
自分一人だと客観的な視点がなくなって、上手く恋愛できなくて勝手に失恋しちゃうパターンもあるんですけど、AIに「そこは今言っていいんだよ」「こういう人が合うんだよ」などと言ってもらえると、上手くいきやすいと思います。


コメンテーター 長田麻衣:
人に言われるより安心できますよね。
あと企業が福利厚生でやっていると、普通のマッチングアプリよりもちょっと範囲が狭いので、なんとなく身元が分かるところは出会う時も安心感があるなと思いました。


「長く会社で活躍してほしい」導入した企業の狙いは?

金融サービスの「りそなグループ」は、福利厚生として2年前からマッチングアプリを導入しています。


りそなHD ダイバーシティ推進室長 松場裕子さん
「若手社員や中堅社員から、『仕事以外の新しい繋がりがない』『新しい出会いがない』というような声があり、会社ができるひとつの支援として導入しました。
社員に長く会社で活躍してもらうためには、仕事だけではなくそれぞれの人生が充実していくことが大切だと考えています。」


福利厚生で導入したグループ会社の独身社員7000人中、1300人ほどがアプリを利用しており、183人がパートナーを見つけることができたそうです。
独身であれば誰でも登録が可能で、社内では利用していることを知られずに済むところも好評です。


恵俊彰:
会社としては社員を離したくないということなんですかね。


マッチングアプリ専門家 伊藤早紀氏:
そうですね。企業側は、社員にパフォーマンスを上げてもらいたい。
いいパートナーと結婚すると、家族で協力しあって仕事も頑張れるので、それを狙いたいということです。


自治体も「マッチングアプリ」導入

地域に人を定着させたいという狙いで、自治体も次々にマッチングアプリを導入しています。
富山県は、2026年5月から『TOYAMA goen』というアプリの運用を本格的に開始しました。導入している企業・団体は富山県内の63社で、登録者数は男女合わせて約800人です。


企業でのアプリ導入の成功例が、導入の後押しになったといいます。


富山県人口未来課 荒谷宏行課長
「独身の従業員の方の出会いを応援するために福利厚生の一環としてマッチングアプリを導入する事例があることを知りました。
AIを使って出会いをサポートしてくれる取り組みが、若い方にもマッチしているんじゃないか。これはすごく良いということで採用させていただきました。」


マッチングアプリだけでなく、富山県は対面の婚活支援も行っています。
自然の中で一緒に歩いて親交を深める『恋さんぽ』は、7月に行われた際には、定員200人に対し600人の応募がある大人気婚活イベントとなっています。
最近はニーズが多様化しており、マッチングアプリと対面イベントを組み合わせることで、様々な出会いの手段を選択できる取り組みを実施しているそうです。


恵俊彰:
出会いの場を探されている方は多いんですね。


マッチングアプリ専門家 伊藤早紀氏:
多いです。コロナも終息して今はリアルな場も求められているので、マッチングアプリを使いつつ、リアルの街コンやパーティーに参加するのもトレンドですね。
対面のサービスや、人がサポートをしっかりしてくれるものの需要もすごく増えてきています。


(ひるおび 2026年9月28日放送より)
==========
<プロフィール>
伊藤早紀氏
マッチングアプリ専門家
婚活サービス「ヒトオシ」代表
これまで3万人以上の婚活を支援


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