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簗農水大臣“予算カット発言” 国交省への働きかけ否定も… 「人としての矜恃が問われる」与党議員も苦言【サンデーモーニング】

国内
2026-10-11 14:27

選挙で自らを支持しなかった自治体について「予算をカットした」と発言し、連日追及を受けている簗農水大臣。行政への圧力はあったのでしょうか。


【写真を見る】名指しされた自治体の予算に何が?


簗大臣「支持しない自治体は予算カット」発言に波紋

簗和生 農水大臣(2026年1月)
「高市政権で仕事ができるのは私なんです。『やなちゃん』と呼ばれて、(高市総理との)関係を使える、これは私なんです」


2026年1月。衆院選の公示日に行われた、簗農水大臣の選挙戦“出陣式”の様子です。ところが、この出陣式をめぐり、


――バスはお金を払うんですか?


簗大臣の支援者
「お金払わないよ」

簗大臣の支援者
「タダ。乗る人はタダだよ、みんな」


簗大臣が手配したシャトルバスで、自身の支持者を無料で送迎していたことが明るみに。選挙区内の有権者に利益を供与する「公職選挙法違反の可能性」が浮上したのです。今後、事実関係を整理し、説明するとしています。簗大臣が出陣式でアピールしていたとおり、高市総理は…


高市総理(2026年2月)
「とにかく私の大事なやなちゃん、私の知恵袋のやなちゃん。いなかったら大変、本当に大変です」


しかし、小選挙区で落選。比例復活に甘んじます。その大きな敗因が、那須烏山市と那珂川町で票が伸び悩んだことでした。そして、2つの自治体を巡って出てきたのが、この発言です。


簗氏の音声(地元会合での発言)
「那須烏山市と那珂川町の令和8年度の道路予算については、大幅にカットしました。首長が『自民党の国会議員はいらない』という行動を取ったわけですから。自民の議員に頼ってインフラ予算が必要だというところに、多く回すのが当たり前の話」


選挙で首長が、自らを支援しなかったことを理由に、道路予算を大幅にカットした、というもの。


簗 農水大臣
「コメントのしようがない」
「回答は控えたい」


一転して謝罪も…省庁への働きかけは否定

当初は発言したかどうかも答えませんでしたが、一転、10月5日。


簗 農水大臣(5日)
「私の意向によって、予算が左右できるかのような発言をしたことは極めて不適切であり、心からお詫びをいたします」


発言を撤回し、初めて謝罪。一方で...


簗 農水大臣(5日)
「私が担当省庁に予算削減の働きかけをしたという事実はございません」


省庁への働きかけを否定したのです。翌日、調査を行った国交省も、


――明確に「圧力」や「働きかけ」がなかったということでよいか?


官房会計課 沖本俊太朗企画官(6日)
「担当した者から聞きますと、『当時のやりとりは、はっきりとは覚えていないけれども、働きかけや、圧力を受けたことはなかったと思います』と」


ただ、簗大臣が国交省幹部を議員会館に呼び出し、問い合わせを行ったのは2月中旬。まさに予算の調整をしている時期だったことが明らかになりました。ある省庁の幹部によれば、簗大臣のような、「当選6回の与党議員からの要求は軽視できない」といいます。国交省が説明を行った翌日、簗大臣は…


――(予算について)聞くことで予算に影響するとは考えなかった?


簗 農水大臣(7日)
「いや、そういうことは考えておりません。純粋に、地元の方から予算などがどういう状況にあるのか関心の声があったので、それをそのままお繋ぎして確認をしようとした」


簗大臣が問い合わせしたのは“予算をカットした”と名前をあげていた、那須烏山市と那珂川町、2つの自治体のみ。その2つの自治体は、予算が大きく減少している一方、簗大臣を支援した首長の自治体では、増加しているのです。


予算をカットされた那須烏山市によると、因果関係は不明ながら、国からの予算が大幅に減らされ、道路幅を広げる工事が中断しているといいます。


簗大臣に与党議員も苦言 「人としての矜持が問われる」

野党からは、行政への圧力の有無とは別に、簗大臣の発言そのものを問う声も出ています。


民主改革の会 小川淳也代表
「国家予算は、自分を支持した人のためのものではありません。自分を支持していない人のためにも仕事をするのが政治の責任」


さらに国会では、高市総理の任命責任が問われました。


高市総理
「まず本人が、適切に説明をすることが重要であり、しっかりと説明をし、襟を正して職責を全うしてほしい。とにかく働いて仕事で返せと言っている」


高市総理は、簗大臣を続投させる考えです。


しかし、批判の声は身内からも。9日、自民党の会議に出席し大臣としての決意を語り、話を終えようとした時でした。


自民党 鈴木宗男参院議員
「ちょっと。あなたは今、耳目を集めているわけだ。まず冒頭に『お騒がせしています』とか『しっかり説明責任を果たしてやってまいります』という挨拶があってしかるべきじゃないかな。決意表明の前に、人としての矜持が問われている」


説明責任を果たさぬままの続投に、厳しい視線が注がれています。


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