
神奈川県警の警察官が、運転免許の更新後に回収した旧免許証を不正に外部に持ち出していた問題で、警察庁は全国の警察への調査などを実施していることを明らかにしました。
この問題は今年8月、神奈川県警保土ケ谷警察署・警備課の男性巡査長(20代)が免許更新後に回収した旧運転免許証31枚を不正に持ち出し、その旧免許証の入ったリュックを飲酒後に駅のホームに置き忘れて一時、紛失したものです。
警察庁によりますと、これまでの調査の過程で、旧免許証は巡査長が今年3月まで勤務していた港北警察署が管轄する地域の住人のものだということや、港北警察署では、免許の更新の際に、交通課が回収した全ての旧免許証を警備課に引き渡していたことが分かったとしています。
神奈川県警の警備部門に所属する複数のベテラン職員は旧免許証の不正な取り扱いについて、「平成1桁当時にはすでに行われていた。先輩からの指導や前任者からの引き継ぎによって行われていた」という趣旨の説明をしているということです。
旧免許証の不正な取り扱いは港北警察署だけでなく、他の複数の署でも行われていた可能性があり、警察庁は個人情報保護法に抵触する可能性が高いとして、全国の都道府県警に対する調査を始めたことを明らかにしました。
警察庁は旧免許証の不正な取り扱いが行われていた理由について、左翼団体や右翼団体のメンバー、ローン・オフェンダー(LO)などといった対象者の顔写真を収集するなどの目的があったとみています。
警察庁は旧免許証から不正に得た疑いのある顔写真などのデータは神奈川県警などのデータベースから消去するよう、指導するとともに、神奈川県警本部の警備部などの関与についても調査するとしています。
また、これまで、旧免許証を免許更新した人に返却するかどうかの対応は都道府県警ごとに異なっていたことから、警察庁は今月9日、都道府県警に対し、「原則として、旧免許証に穴を開けた上で更新した人に返却する」という全国で統一のルールにする方針の通達を出し、個人情報の適切な管理を徹底するとしています。
・10歳若返る?「ジャパニーズウォーキング」…“1日30分”で1万歩歩くよりも効果的 道具いらずで海外で話題【Nスタ解説】
・40代から増加「脳梗塞」の初期症状は?「倒れてからじゃ遅い」早期発見のカギ「BE FAST」とは【ひるおび】
・「インフルにかかる人・かからない人の違いは?」「医師はどう予防?」インフルエンザの疑問を専門家に聞く【ひるおび】
