東京・表参道の高級宝石店で10年前に起きた貴金属強盗事件でイギリスの裁判所は、警視庁が国際手配したイギリス国籍の男2人について、日本への引き渡しを認めないとした1審の判決を取り消し、審理のやり直しを命じました。
この事件は2015年11月、渋谷区の高級宝石店で、ダイヤの指輪などおよそ1億600万円相当の貴金属が奪われたものです。
警視庁は、イギリス国籍の男3人について強盗傷害などの疑いで逮捕状を取って国際手配していました。
3人は別の事件でイギリスで拘束されたため、日本政府が身柄の引き渡しを求めていましたが、一審の裁判所は「引き渡された場合、容疑者の人権が侵害されるおそれがある」として引き渡しを認めないと判断し、日本側が控訴しました。
これについて、高裁にあたる高等法院は29日、ジョー・チャペル容疑者ら2人について、犯行を立証するための証拠が十分あるほか、日本に引き渡されても人権が守られる保証が十分に与えられていると指摘。
一審の判決を取り消し、日本に身柄を引き渡すかどうかの審理をやり直すよう命じました。
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