
G7=主要7か国の外相会合がカナダで始まりました。アメリカ・トランプ政権の誕生でG7の連携が揺らぐ中、ウクライナ情勢などでどこまで一致した対応が取れるのかが焦点となります。
カナダ ジョリー外相
「G7の協力開始から50年。この重要な会合を開くのに今以上のタイミングはありません」
G7外相会合は13日、カナダ東部のシャルルボワで開幕し、日本からは岩屋外務大臣が出席しました。
2日間にわたってウクライナ情勢や中東ガザ情勢、海洋進出を強める中国への対応などを協議する見通しで、冒頭、議長国であるカナダのジョリー外相は「共通する課題に対して我々は協力しあわなくてはならない」と呼びかけました。
ただ、ウクライナ情勢をめぐっては、戦闘終結を目指すアメリカがロシアとの取り引きを進める方針に転じ、これまで一致してロシアの孤立化を進めてきた他の参加国との連携が揺らいでいます。
また、アメリカが同盟国に対しても関税や国防費をめぐって厳しい注文をつける中、7か国がどこまで一致した対応を取れるのか注目されます。
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