中国の王毅外相と石破総理の面会をめぐり、中国外務省が発表した石破総理の発言内容が事実と異なるとして、日本政府は抗議するとともに削除を要請しました。
日中韓外相会談に出席するため日本を訪問している中国の王毅外相は21日、石破総理を表敬訪問しました。
中国外務省の発表によりますと、王毅外相は石破総理に対して「歴史問題や台湾問題についての政治的なコミットメントを守るべきである」と述べたうえで、「抗日戦争勝利80周年という節目に日本側が歴史や国民、未来に対して責任ある態度をとり、賢明な選択をすることを希望する」と主張。
これに対し、石破総理が「中国側が詳しく説明した立場を尊重する」と発言したとしています。
この中国側が発表した石破総理の発言について日本政府は、「そのような発言の事実はない」として中国側に抗議したうえで、事実と異なる部分を直ちに削除するよう申し入れたということです。
日本政府の説明によりますと、石破総理は▼中国に滞在する日本人の安全確保や、▼拘束されている日本人の早期釈放、▼日本産の水産物の輸入規制の撤廃など、両国の懸案や課題を減らしていく必要性を強調したということで、「事実と異なる発表が出されたのは遺憾」だとしています。
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