
飲料大手のキリンホールディングスは、力を入れている健康関連の事業について、2030年には売り上げを3000億円規模にすると発表しました。
キリンホールディングスは、主力のビール事業が伸び悩むなか、世界的な健康志向の高まりを背景に、おととし、オーストラリアの大手健康食品メーカーを買収。
去年には、化粧品などを手がける「ファンケル」も買収し、完全子会社化するなど健康関連の事業の成長を加速させ、海外展開を強化しています。
この3社がきょう、初めて合同で記者会見を開きました。
キリンHD 吉村透留 ヘルスサイエンス本部長
「今年2025年は、いよいよヘルスサイエンス事業の初の黒字化を実現し、成長軌道に乗せていく重要な1年。キリン、ファンケル、ブラックモアーズが持つ強みを掛け合わせて一体となって、世界のお客様1人1人の健康のために、それぞれ単体では作り出せない新たな価値を届けてまいります」
会見で、▼2030年にグループの健康関連事業で3000億円規模の売り上げを目指すと明らかにしたほか、▼キリンの独自素材「プラズマ乳酸菌」を使ったサプリメントをきょうから台湾で販売を始めたことを発表しました。
キリンは主力のビールや飲料に次ぐ柱として、3社で相乗効果を生み出しつつ、今後、健康関連の事業を拡大させて成長の柱とする考えです。
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