22日、全日本スキー連盟が開催した「2024/2025 SNOW JAPAN」記者会見に、スキージャンプの髙梨沙羅(28・クラレ)が男子の小林陵侑(27・TEAM ROY)らとともに出席し、「今季の目標はテレマーク」と明確なテーマを掲げた。”テレマーク”とは両手を水平に広げスキーを前後にずらし、深くひざを曲げる着地姿勢のことだ。
国際スキー連盟は今シーズン、ルールの一部を変更した。テレマーク(着地姿勢)の加点比重が高くなり、よりシビアに評価されるようになったのだ。これに対し3シーズンぶりの優勝を目指す髙梨は危機感を募らせている。「テレマークが入らないと勝負にならないというか話にならないので、そこを重点的にやっていきたい。今年は世界選手権もあるのでそこに向けて自分の課題を克服していきたい」と今シーズンに向けての思いを語った。
また、ワールドカップ年間王者に2度輝き、北京五輪ノーマルヒルでは金メダルを獲得した小林も着地の技術を強化している。目指すは来年2~3月に開催される世界選手権。「唯一とってないタイトルなので欲しいですね。ぜひ期待して見てほしい」と自信をのぞかせた。
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