日銀は、政策金利の維持を決めた10月金融政策決定会合の主な意見を公開しました。早期の利上げを見据える声と慎重論が混在していたことがわかりました。
10月会合の主な意見によりますと、現在は大幅な金融緩和が求められる局面ではないとして、「追加的な利上げを展望していく状況と言える」との声があがっていました。
一方で、「金利のある世界」への移行には不確実性があるとして、今後の利上げは「時間をかけて慎重に行う必要がある」と話した委員もいました。
また、日銀はマーケットが不安定だった8月以降、「時間的余裕がある」との表現で利上げを急がない姿勢を示していましたが、委員からは「米経済の不透明感が低下するなかで、『時間的余裕』という言葉で情報発信する局面ではなくなりつつある」との意見が出ました。
植田総裁も会見で時間的余裕という言葉を使うのはやめ、「普通の金融政策のやり方に戻る」と述べたことから、市場では次回、12月の会合で追加の利上げに踏み切るのではないかとの見方が広がっています。
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