4歳の娘らに有害物質を飲ませて殺害したとして逮捕された夫婦が、夫の母親を殺害したとして警視庁に再逮捕されました。家族への殺人容疑で逮捕されるのは、これで4回目です。
再逮捕されたのは、東京・台東区のホテル運営会社経営、細谷健一容疑者(43)と妻の志保容疑者(38)です。
2人は健一容疑者の母・八恵子さん(当時68)に対して、有害物質「エチレングリコール」を摂取させ、2018年に死亡させた疑いがもたれています。
健一容疑者らはこれまで、▼2月に次女・美輝ちゃん、▼3月に健一容疑者の姉・美奈子さん、▼10月に健一容疑者の父・勇さんに対する殺人容疑でそれぞれ逮捕されていて、今回が4回目の逮捕になります。
東京地検は2人を姉・美奈子さんと父・勇さんに対する殺人罪で起訴し、次女・美輝ちゃんに対する殺人罪については処分保留のまま捜査を継続しています。
母・八恵子さんは2018年1月に腎不全により死亡していました。
2023年の美輝ちゃんの突然死をきっかけに、健一容疑者らが過去、他の家族の死亡にも関与していた可能性が浮上。
警視庁は病院に残されたカルテなどから八恵子さんの体調が変化した時期を調べ、健一容疑者らがエチレングリコールを購入した時期と照らし合わせるなどの捜査を続けてきたということです。
警視庁は殺害の経緯や動機をさらに詳しく調べています。
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