東京・品川区の自宅マンションに女性の遺体を遺棄したとして逮捕された作家の男が、この女性になりすまし、父親から現金をだまし取っていたとして再逮捕されました。
詐欺と窃盗の疑いで再逮捕されたのは、東京・品川区の作家、高島望容疑者(64)です。
高島容疑者は、去年12月、品川区東五反田の自宅マンションに同居する50代女性の遺体を遺棄した疑いで逮捕されていますが、同じ月に、この女性になりすまし、女性の父親(80代)から現金1万円をだまし取った疑いで、きょう、再逮捕されました。
高島容疑者と女性は同居していて、女性は2020年8月ごろに部屋で病死したとみられています。
高島容疑者はその事実を4年以上隠し続けたうえ、女性になりすまし、父親に対してショートメールで「診療が終わりました。不整脈が悪化しているようです。これから会計なので送金してください」「パパママ、誠に申し訳ありません」などと送信していました。
取り調べに対し、高島容疑者は「食べ物に困ってやりました」などと容疑を認めているということです。
警視庁は、女性が死亡して以降、高島容疑者が女性の父親に何度も金の無心を繰り返し、30万円以上をだまし取っていたとみて調べています。
高島容疑者は作家で、経営破綻した消費者金融「武富士」などに関する著書があるということです。
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