三菱UFJ銀行の元行員が貸金庫から十数億円相当の金品を盗んでいたとされる問題で、元行員が現金を盗んだ金庫にほかの客の金庫の現金を入れて、一時的に補填していたことがわかりました。
この問題は、三菱UFJ銀行の練馬支店と玉川支店に勤めていた元行員の40代の女性が、2020年4月から4年半にわたり、貸金庫を無断で開けて客の資産、十数億円相当を盗み出していたものです。
警視庁が銀行側から相談を受けて捜査を進めた結果、窃盗被害に遭った客が来店した際、元行員がほかの客の金庫から現金を一時的に補填していたことが捜査関係者への取材で新たにわかりました。
被害の発覚を遅らせようとしたとみられます。
また、元行員は現金以外にも、金塊や腕時計なども盗んでいたということで、警視庁は窃盗事件として引き続き捜査しています。
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