テレビ局には番組を観た視聴者から様々な声が寄せられる。TBSテレビの「視聴者センター」は、こうした声を集約し番組制作の現場にフィードバックさせるのが仕事だ。担当者が寄せられた“声”の一端を紹介する。
年末年始の休みが終わり、あっという間に日常が戻ってきました。視聴者センターは毎日稼働しており、お休みの間も、視聴者の皆様からのたくさんのご意見を受け付けていました。
『CDTVライブ!ライブ!年越しスペシャル!』には、それぞれのアーティストのファンの方からたくさんの声をいただきました。「2024年に話題となったアーティストが続々と出演してとても楽しめた」「長時間だったけれどあきずに年越しにぴったりでした」と嬉しいご意見も届きました。
話題となった番組の一つ、『クリスマスの約束2024』。『クリスマスの約束』は、「今年はどうなりますか?ぜひ放送してください、寂しいです」といった要望が届いていた番組です。3年ぶりとなる開催が決まった段階で、“ありがとうございます!泣くほど嬉しいです”というご意見が多数届きました。
一方で、収録を受けて「今年が最後」ということが伝わると、“残念”との声が続々と。
「毎年楽しみにして来ました。放送がない年は物足りなく感じていました。今回でおしまいは残念です。是非DVDの発売を希望します。売り上げを戦争や争いで寂しい思いをしている子どもたちへプレゼントにできないでしょうか」
20年にわたり続いてきた番組ですから、「あの年の放送がもう一度聴きたい!」と、DVD化を求める声も多数来ていました。
放送後には、番組への思いを綴ったさまざまなご意見が届けられました。
「プロミュージシャンが1つになった、壮大なメドレーを見ていて最初から最後まで涙が止まりませんでした。不安定な日々を過ごしていましたが、この番組を見て気持ちがスッキリし、泣いたあとはとても晴れやかな気持ちになりました」
「この歌番組を制作企画してくださり、感謝でいっぱいです。若手からベテランまで、幅広く小田さんがつなげていったこのつながりは、本当にすごいです。音楽が大きな柱となって、こんなにも壮大な音を作り、人の心を動かし、言葉にできないってこういうことなんだと改めて感じさせていただきました。小田さん、最高なハーモニーをありがとうございます。感動しました」
年末年始は特番が多数放送され、楽しみにしてくださる方も多くいらっしゃるのはありがたいことです。「家族で楽しく観られました」「笑いと感動にあふれていました」といった声をいただくと、現場はもちろんうれしいと思いますが、視聴者センターもほっとしたり、うれしくなったりしております。
<執筆者略歴>
浜崎 由佳(はまざき・ゆか)
1995年TBS 入社。
ラジオ局、報道局、事業局などを経て、編成考査局。現在カスタマーサクセス室長
【調査情報デジタル】
1958年創刊のTBSの情報誌「調査情報」を引き継いだデジタル版のWebマガジン(TBSメディア総研発行)。テレビ、メディア等に関する多彩な論考と情報を掲載。原則、毎週土曜日午前中に2本程度の記事を公開・配信している。
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