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“健常児と同じ100%の逸失利益” 事故死の聴覚障害児の賠償額めぐる裁判「娘の11年が認められた」判決に遺族涙 大阪高裁

総合
2025-01-20 19:07

聴覚障害があった子どもが死亡した交通事故をめぐり、遺族が賠償を求めた裁判。障害がない子どもと同じ基準での賠償を命じる判決が出ました。


7年前、大阪市生野区の歩道に重機が突っ込み、聴覚支援学校から下校中だった井出安優香さん(当時11)がはねられ死亡しました。


遺族は運転手側に賠償を求め提訴。最大の争点となったのが逸失利益=安優香さんが将来得られた収入額です。


1審は全労働者平均の85%と判断しましたが、きょう大阪高裁は「安優香さんがささやかな合理的配慮のもとで健聴者と同じ条件で働けたと予測でき、基礎収入を減らすべき理由はない」と判断。100%の逸失利益を認め、賠償額を増額しました。


安優香さんの母 井出さつ美さん
「安優香の11年の努力が認められたんだという気持ちになり、そこから涙が止まりませんでした」


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情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

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