■MLB　ドジャース 9ー3 アスレチックス（日本時間15日、ドジャースタジアム）

ドジャースの大谷翔平（30）が本拠地でのアスレチックス戦に“1番・DH”で出場し、4打数2安打1四球。4試合ぶりの13号、今季14度目のマルチヒットを放った。先発した山本由伸（26）も6回3失点と先発投手の役割を果たし、5勝目を手にした。

前日13日は10試合ぶりのノーヒット、連続試合安打も「9」でストップ。13日ぶりとなった本拠地でのゲームで小休止となった。この日、アスレチックスの先発は3日にメジャーデビューを果たしたばかりのG.ホグランド（25）、2試合しか登板がなく、データがほとんどない投手。2試合での登板でストレートの被安打率は.111とコンタクトしにくいボール。

先発の1回の第1打席、前日同様に外角攻めとなったが、3球目、内角にスライダーが来ると、それを逃さずに振りぬくと、打球飛距離122.8m、打球速度は174キロ、角度は28度と完璧な一撃。大谷らしい綺麗な放物線でライトスタンドへ4試合ぶりの13号先頭打者弾。先発の山本由伸（26）を援護した。

2回、2死一塁で迎えた第2打席は、全てチェンジアップで勝負されて、セカンドゴロ。2対3と1点を追う5回、9番・キム ヘソン（26）がメジャー初アーチとなる1号同点ソロを放つと、大谷は笑顔でホームに迎え入れた。本拠地も大歓声に包まれる中、大谷は打席に入り、1球目のスイーパーを強振したが、セカンドゴロに倒れた。

3対3で迎えた6回、ここまで好投している山本を援護したいドジャースは2死一塁でアスレチックス2人目、左腕のH.ハリス（28）に対し、メジャー初アーチを含む2打数2安打のキムに代えて代打・M.ロハス（36）を起用、ロハスは右中間へタイムリーツーベースで4対3と勝ち越し、D.ロバーツ監督（52）の采配が的中した。

そして、2死二塁で大谷の第4打席、カウント2-1から外角低めのスイーパーがバットの先に当たり、打球速度は86キロ、飛距離は1.2mのサードへの内野安打で今季14度目のマルチヒットをマークした。

4対3と1点リードの8回、1死二塁で大谷の第5打席は申告敬遠、すると2番・M.ベッツ（32）が右中間へツーベースを放ち、大谷も1塁からホームに還りダメ押しの2点を追加。さらに不調だったM.マンシー（34）にも11試合ぶりの2号3ランが飛び出し、ドジャースは前日14日の大敗を払拭する快勝で山本も5勝目を手にした。
 

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