イランの核開発をめぐる2回目の協議を前に、イスラエルの高官がアメリカの担当特使と会談したなどとアメリカメディアが報じました。強硬な対応を望むイスラエル側の立場をアメリカに申し入れたものとみられています。

イランの核開発をめぐり、アメリカとイランによる2回目の協議は、19日にイタリア・ローマで行われることになっています。

こうしたなか、アメリカのニュースサイト「アクシオス」は18日、イスラエルの高官2人がトランプ政権で中東担当特使を務めるウィットコフ氏とフランスで協議に臨んだと報じました。

イランの核開発計画の完全撤廃や、核施設への攻撃などといった強硬な対応を望むイスラエルがアメリカに対して立場を申し入れることが狙いだったとみられています。

一方、イランは18日、首都テヘランで軍事パレードを実施しました。

出席したペゼシュキアン大統領は「我々は強力な軍隊の構築と装備強化に向けた努力を誇りに思っている」と述べて軍事力を誇示した一方、敵対するアメリカやイスラエルに対する非難はありませんでした。

19日の核協議を前にアメリカを刺激しない狙いがあったものとみられていて、協議の進展が注目されます。

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