EU=ヨーロッパ連合とインドは27日、FTA=自由貿易協定を締結しました。EU加盟国とインドを合わせた20億人の巨大経済圏を創ることで、アメリカの関税リスクを抑える狙いがあります。
インドのモディ首相は、首都ニューデリーを訪問したEUのフォンデアライエン委員長と首脳会談を行い、EUとインドの自由貿易協定が妥結したと発表しました。
EUとインドで取引される9割以上の品目に対する関税が撤廃または削減されることになり、特にEU加盟国から輸出される自動車への関税は110%から10%まで段階的に引き下げられます。
モディ氏は、「史上最大規模のFTAだ」と強調したうえで、「欧州市場へのアクセスが容易になり、国内の製造業などに新たな機会が生まれる」と期待感を示しました。
FTAの交渉は2007年から断続的に行われてきましたが、アメリカのトランプ政権が関税で揺さぶりを強めるなか、合意に向けた協議が加速しました。
フォンデアライエン委員長は、「貿易がますます武器化される時代に、戦略的に依存を低減させられる」と述べ、アメリカをけん制しました。
EUとインドは貿易協定のほかに防衛協力を強化することでも合意しています。
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