今、アメリカだけではなく世界を揺るがしている「エプスタイン問題」。
膨大な捜査資料が公開され幅広い人脈に衝撃が広がっています。
【写真で見る】“親しげ”なエプスタイン氏とトランプ氏 アメリカ司法省が公開
衝撃の人脈「エプスタイン問題」とは?
井上貴博キャスター:
エプスタイン元被告は、▼金融業界などで財を成したアメリカの富豪で、▼未成年者の性的人身売買などの罪に問われ、勾留中の2019年に死亡。自殺とみられています。
エプスタイン元被告がカリブ海に所有していたリトル・セント・ジェームス島(通称・エプスタイン島)が犯罪の舞台だったのではないかとも指摘されています。
出水麻衣キャスター:
エプスタイン問題に関しては、膨大な捜査資料が公開され、幅広い人脈に衝撃が広がっています。
交友関係が指摘されているのは、▼トランプ大統領やクリントン元大統領といった「政界」。▼「イギリス王室」のアンドリュー元王子(チャールズ国王の弟)、▼「IT業界」では、イーロン・マスク氏やビル・ゲイツ氏など。
さらに、▼マイケル・ジャクソン氏や映画監督・ウディ・アレン氏などといった「エンターテインメント業界」にも人脈を広げていました。
登場するのは特権階級の人物ばかり。「エプスタイン問題」とは何なのでしょうか。
“エプスタイン問題”の新資料 大統領や元王子も
音楽にのり、エプスタイン元被告と親しげに会話を交わすトランプ氏の映像。1992年に撮影されたもので、アメリカ司法省が公開したエプスタイン元被告に関する捜査資料の一つです。
顔を黒塗りされた女性の傍らで笑顔をみせるのはクリントン元大統領。プールで撮ったとみられる写真も公開されました。
女性に被さるような態勢をとっているのは、イギリス国王の弟・アンドリュー元王子です。
1月30日に公開された、300万ページ以上にのぼるエプスタイン氏をめぐる捜査資料には、政財界の著名人に関する資料も多数含まれているのです。
マスク氏がメール「最もワイルドなパーティーはいつ?」
エプスタイン氏をめぐっては、カリブ海にある島を性的虐待に利用したとされていて、2019年に未成年者の性的人身売買などの罪で起訴されていましたが、勾留施設内で自ら命を絶っていました。
司法省が公開した資料には、起業家のイーロン・マスク氏との交流を示すメールもありました。
イーロン・マスク氏(電子メール)
「あなたの“島”で、最もワイルドなパーティーが開かれるのはいつですか?」
マスク氏は「島には繰り返し招待されたが断った」などと「X」で釈明しています。
こうした中、全容解明を進める声がアメリカで高まっていましたが、トランプ大統領やクリントン元大統領を含む、ほかの著名人についても、事件への関与が明らかになることはありませんでした。
記者
「多くの被害女性は、公開情報の一部が伏せられ、不満を抱いています」
トランプ大統領
「公開し過ぎだと不満の声も聞く。そろそろ国は別のことに取り組むべきだと思う。私の件は何も明らかにならなかったのだから」
“エリート層の腐敗”ともいえる事態に、幕引きをはかりたいトランプ政権。
波紋はヨーロッパにも… エプスタイン氏の“スパイ説”も浮上
司法省が収集した資料600万ページのうち、これまでに公開されたのは半分あまりにとどまっています。そして、その波紋はヨーロッパにも。
スコットランド労働党 サワール党首
「この混乱は終わらせなければならない。首相は交代すべきだ」
イギリスでは、スターマー首相の首席補佐官が、エプスタイン氏と親交があった前駐米大使の任命を進言したとして引責辞任したことで、スターマー首相に退陣を求める声も上がっています。
さらに、警察当局は国王の弟・アンドリュー元王子が、貿易特使として訪問したベトナムやシンガポールなどに関する機密情報を、エプスタイン氏に漏洩していた可能性があるとして調査を始めています。
チャールズ国王の公務の際には…
市民
「アンドリューとエプスタインのことをいつから知っていたんだ!」
一方、エプスタイン氏が、スパイだったとの見方も浮上しています。
ポーランド トゥスク首相
「ロシアの情報機関が共謀していた可能性が高まっている」
ポーランド政府は、「ロシアが各国のリーダーの不利な情報を握っている恐れがある」として、調査に乗り出しました。
ヨーロッパまでも巻き込むエプスタイン問題。その波紋はとどまりそうにありません。
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