中国発祥の人気飲料チェーンの「ロゴ」がフランスのあの高級ブランドのデザインと酷似しているとして、中国で裁判となっています。この裁判をめぐり、思わぬ議論が巻き起こっています。
上海市内にある「Molly Tea」。ジャスミン茶などの中国茶をベースに、果物やホイップを組み合わせたドリンクが人気です。
記者
「お店によっては購入してから81杯待ち。こちらのお店は99杯待ちとなっています」
購入した人
「毎日飲んでいます。これは新商品です。ブドウのミルクティーで人気ですね」
「最近ダイエット中なので、自分への数少ないご褒美です」
5年前に中国・深センで誕生したこのお店。今ではアメリカやオーストラリアなど海外を含めて2000店舗以上に拡大していて、急成長を遂げています。
ところが今、ある問題が起きています。
記者
「フランスの高級ブランド『ルイ・ヴィトン』です。このルイ・ヴィトンを象徴するロゴとモリーティーのロゴが酷似しているとして、裁判に発展しています」
「ルイ・ヴィトン」がモリーティーに対して商標権の侵害を訴えているのです。モリーティーのロゴとルイ・ヴィトンの「モノグラム」の模様を比べてみると、違いはあるものの確かに似ているようにもみえます。
モリーティーは2024年以降、中国当局に複数回、花をモチーフにしたロゴの商標登録を申請していましたが却下されています。
中国メディアによりますと、ルイ・ヴィトンは、モリーティーが申請が却下されたのにもかかわらず、ロゴを商業利用し続けていたと主張しています。
ただ、この裁判をめぐりネット上ではこんな声が…
「この『モノグラム』の模様って、中国の古代からあったものじゃなかったっけ?」
「中国の伝統文様は、中国人みんなの共有財産です」
モリーティーのロゴはそもそも中国の伝統文様に由来しているのでは、との声が相次いでいるのです。
「見つけました!見てください、同じ模様ですよね」
中国のSNSではモリーティーを支持する動画まで。
一方でルイ・ヴィトンを擁護する声も。
「法律の話をしているのに、感情論で返している…」
思わぬ形で注目されることになったこの裁判。先月末、一審判決がでました。
中国の裁判所はルイ・ヴィトンが保有する商標権をモリーティーのロゴが侵害していると認定し、運営会社に対して1030万元=日本円でおよそ2億5000万円の損害賠償金を支払うよう命じました。
一審判決にモリーティーの利用客は。
「関係ありません。飲みたければ飲みます」
「おいしいから飲むのであって、ロゴで選んでいるわけではありません」
「この件をきっかけに、中国の伝統文化や愛国心について改めて考えるようになりました」
モリーティー側は中国メディアの取材に対し控訴するとしていて、この先、どう決着がつくのかが注目されます。
・「蚊の10倍」猛烈かゆみが襲う 水辺にいる“スケベ虫”に注意
・エアコン「1℃下げる」OR「風量を強にする」どっちが節電?「除湿」はいつ使う?賢いエアコンの使い方【ひるおび】
・「コバエが、料理に一瞬だけ止まってしまった!」その料理、衛生的に大丈夫?専門家に聞いた
