ICC(国際刑事裁判所)の赤根智子所長がトランプ政権の制裁対象となってから初めて記者会見を行いました。「ICCは決して負けない」と訴えた赤根さん。日本政府への期待を込めて「決意」を語りました。
【写真を見る】1時間に及ぶ会見で強い決意と覚悟を語る赤根所長
「制裁を受ける理由は全くない」裁判官の半数が制裁対象となる異例の事態
ICC 赤根智子所長
「私には制裁を受けるような理由は全くないと断言できます」
ICC(国際刑事裁判所)の赤根智子所長は、18日にアメリカのトランプ政権から制裁対象に指定されました。
大統領令に基づく制裁で、アメリカ国内の資産が凍結されたり、入国が禁止されたりします。
戦争犯罪などを裁くICCは、裁判官18人中9人が制裁対象に指定されるという異例の事態となっています。
「正義は常に優越する」解体を掲げるアメリカに屈しない強い信念
赤根智子所長
「重大な国際犯罪の被害者にとってICCはいわば最後の希望でもあります。ICCの機能が万が一にも損なわれるようなことがあれば、そうした被害者の救済の場がなくなることを意味すると思っています」
「ICCは決して負けません。『正義』は常に対極にあるものに優越する。いや、優越しなければならない。その信念を貫きます」
ICC解体を掲げて、加盟国に脱退を働きかけるなど圧力を強めているアメリカ。
これに対し、赤根さんは世界の「法の支配」を守り抜くため最大限の努力をしてほしいと、日本政府に求めました。
日本がリーダーとして支援を 「ここがICCの正念場」
赤根智子所長
「みんな日本をリーダーとして仰ぎ見ていると思います」
「ICCに加盟している国をも支援して、彼らが米国の新しいキャンペーンに負けて、脱退を決めないよう、そうしたことにも注力していただきたいと思います」
赤根さんは1時間に及ぶ会見で、強い決意と覚悟を語りました。
日本に伝えたいことを問われると…
赤根智子所長
「日本からこんなにたくさんのメディアの方々、あるいはそれ以外の方々にも参加いただいて、応援していただいていることに胸が熱くなっています」
「私はアタックされることには強いですが、こういう温かい心にはホロッとしてしまって、うちではそういう意味で号泣してしまったこともあります。今はちょっとこらえてます。ここが全ての締約国、そして私たちの正念場だと思っております」
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