スペイン中部で高速鉄道の列車同士が衝突し、69人が死亡した事故。乗客名簿にあった日本人2人は犠牲者リストに名前がなかったことが分かりました。
記者
「あちらに見えているのが後ろから衝突した列車です。まだ取り残された人がいる可能性が高いということで懸命な捜索活動が行われています」
スペイン中部・ウルダで28日に起きた列車事故。これまでに、死者は69人、負傷者はおよそ200人にのぼっています。
救助にあたった男性
「反対側も酷いんだよね」
事故のニュースを知り、発生直後に現場に駆けつけたという男性が救助の際の様子を語りました。
救助にあたった男性
「負傷者を病院まで運びました。3往復で12人です。車に乗せて搬送した人の中にはポルトガル人やロンドンから来た人もいました」
現地メディアは、スペイン外務省の情報として、事故に巻き込まれた外国人は23か国の51人で1人が死亡、9人が負傷したと報じました。23人は安否が確認できていないとしています。
乗客リストには日本人2人が含まれているということですが、日本の外務省は2人が追突した国鉄の列車「レンフェ」のチケットを購入していたことが分かったとしたほか、犠牲者リストに名前はなかったと明らかにしました。
今回の追突は、民間の列車「イリョ」が安全装置の障害で停車していたところ、止まっていた国鉄の列車「レンフェ」に運行再開の指示が出たことで起きたことが分かっています。
列車の作業員を取材した記者は、作業員たちは「事故は起こるべくして起きた」と言っていると話します。
スペインのテレビ局の記者
「線路が損傷していて、システムも…。20日前、イリョの作業員が(ウルダのある)トレド県で事故が起きると言っていました」
また、地元メディアは、民間の列車のCEOが事故の3週間前、安全装置が老朽化しているため、故障したり間違った指示を出すことがあると警告していたと伝えました。
捜査当局は指令センターから運行データを収集し、列車と交信した指令員を事情聴取したということで、事故原因の究明が進められています。
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