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ナゼ?「油そば専門店」が増加…キーワードは“自由自在”と“経費削減”【THE TIME,】

経済
2025-04-16 10:28

2024年、ラーメン店の倒産件数は過去最高となりましたが、その一方で「油そば店」の数は増えているとのこと。中には“ある理由”でラーメン店から鞍替えした店も。 


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「油そば」人気のワケは“自由自在”

開店直後から超満席になる『東京油組総本店』池袋組(東京・豊島区)。2023年からの2年間で27店舗増え、いまや全国74店舗に拡大している油そば専門のチェーン店です。


定番メニューは、チャーシュー・メンマ・刻み海苔・ネギが乗り、特製醤油ダレに絡めて食べる「油そば」で、並盛(麺160g)・大盛(240g)・W盛(320g)どれも同じ880円。
酢とラー油を2周ずつくらい回しかけて、よく混ぜるのが美味しい食べ方とのこと。


THE TIME,ディレクター:
「お酢の酸味とラー油のピリ辛がアクセントになっていて、思ったより軽くスルスル食べられちゃいます」


そして、油そばの特徴は【味変が自由自在】なこと!
「タマネギが好き。ケースの半分くらい食べます」(男性客)
「マヨネーズと粉チーズをトッピングしてパスタみたいになる」(男性客)


テーブルには、刻みたまねぎ・すりニンニク・つぶし生ニンニク・柚子こしょう・辛味・ブラックペッパーも常備され、ラーメンよりも“食べ方に幅ができる”ところが人気のようです。


ラーメン店からの“鞍替え”ナゼ?

油そば店が増えている理由は、“味変”だけではありません。
神奈川・横須賀市にある『麺と油』は、2024年11月までは豚骨ラーメン店でしたが、リニューアルして油そば専門店に。一体ナゼなのでしょうか?


代表取締役・工藤拓也さん:
「ラーメンはとにかくスープにお金がかかる。油そばはスープがかからない分、水道代やガス料金がまず削減できる」


そう、油そばにした理由は【経費削減】
光熱費だけでなく、スープを作るための「骨代」や、スープを見張る「人件費」も削減でき、月に約30万円のコストカットになるといいます。


結果、1杯の価格を安く抑えられるようになり「醤油 油そば〔普通〕」は880円。さらに麺の量も増やすことができ学生の客が圧倒的に増えたそうです。


早大生「人気投票1位」の名店

今や「油そば激戦区」となっている学生街といえば、東京・早稲田。
早稲田大学周辺には、日本初の油そば専門店『東京麺珍亭本舗』をはじめ、10店舗以上がひしめき合っています。


「R-1グランプリ2025」で最年少優勝を果たした友田オレさん(23)は、早大在籍時に油そばにドハマリし、周辺の店によく通っていたとのこと。
なかでもイチオシは『油SOBA 図星』で、早大生による人気投票で1位を獲得したこともある名店です。


友田オレさん:
「1年ぶりですね来るの。すげぇ~!いやこれですよ!この具がゴロゴロ入っている」


定番メニューの「油SOBA」は、大判のチャーシューが丼半分ほどを覆い、ネギに鰹節、中央には姫タケノコ2本がドンと盛られた具沢山で980円(普通盛)。


実はR-1グランプリの優勝後の会見で「リポーターに挑戦してみたい」と話していた友田さん。人生初の食リポに挑戦です。


友田さん:
「うめっ。魚と醤油のちょっと甘辛いタレと、油のコクがよく絡んで麺をズルズルズルーっていけるんですよね」


その後も箸が止まらない友田さん。麺があと少しになったところで「追い飯お願いしてもいいですか?」と残った麺にご飯追加で“そばめし”風に。


友田さん:
「<背脂&追い飯>これが無料。ご飯の粒だった甘みと、麺のモチモチした甘みが意外と合うんですよ」


そつのない食リポにスタッフもビックリでしたが、「結構練習しました(笑)。寝る前30分、英会話みたいな感覚で食リポの練習してきた」とのこと。
最後まで余すところなく完食し「大変美味しゅうございました!」とキレイにしめて初リポ無事完了です。


家でも手軽に油そば

また、油そば人気はスーパーやカップ麺でも。


『サミット』では、チルドの「生一麺 サミットオリジナル 油そば」(2人前・300円)を販売。


名店の味がカップ麺になったのは、濃厚焼豚醤油ダレが絡みこってり濃厚な味わいの「明星 ぶぶか油そば」(明星食品/希望小売価格300円)。
さらに3月には、袋めんの「明星 チャルメラ 油そば」(5食パック・希望小売価格734円)も登場するなど、専門店に行かなくても家庭で気軽に味わえるようになっています。


ラーメン業界の新戦力、油そばが広がりをみせています。


(THE TIME,2025年4月15日放送より)


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