E START

E START トップページ > 経済 > ニュース > 「家賃より高い」の声も 新型iPhoneシリーズ発表 最上位モデル“フルスペック”30万円超えも…“iPhone指数”で見る日本の現在地【news23】

「家賃より高い」の声も 新型iPhoneシリーズ発表 最上位モデル“フルスペック”30万円超えも…“iPhone指数”で見る日本の現在地【news23】

経済
2025-09-11 15:56

アップルが発表した新型「iPhone」シリーズ。最も安いもので約13万円、最上位モデルのフルスペックは30万円超えです。街の人からは「家賃より高い」との声も。今使っているそのスマホ、いつ買い替えますか?


【写真で見る】“iPhone指数”日本は何位?


新型「iPhone17」「家賃より高い」の声も

10日未明に発表された「iPhone17」。魅力の一つというのが進化したカメラ機能です。


インカメラを使用する際には、AIが被写体を検知し自動で画角を調整。本体を縦向きに持ったままでも横型画面の撮影ができます。


充電スピードも大幅にアップし、20分で最大50%の充電が可能に。


さらに、iPhone史上最も薄い、厚さ5.6ミリの「iPhone Air」が新たに加わりました。チタン製のフレームを採用し、高い強度を保っているとしています。


気になる価格は最も安くて、12万9800円(税込)から。最上位モデルをフルスペックにすると、なんと32万9800円。


街の人
「めちゃ高いなって。気軽には買えない。昔だったら0円携帯とかあったじゃないですか。それがないので」
「正直、家賃より高いので、もうちょっと値下げして欲しいと本当に思う」


2008年に発売された「iPhone3G」は約2万3000円でした。


その7年後の2015年、高画質の4K撮影ができるようになった「iPhone 6S」は8万6800円。


2017年、有機ELディスプレイを採用した「iPhoneX」で、ついに10万円を超え、11万2800円。


そして、今回発表された「iPhone17」。


街の人
「いまちょうど携帯が壊れている、バキバキなので、落としちゃって。すごいほしい」
「(Q.理想の値段は?)本当だったら10万円くらいがいい」


「iPhoneは高い」と感じる理由を調べると、「iPhone指数」というものがありました。


日本は“iPhoneの買いやすさ”24位

「iPhone指数」とは“iPhoneの買いやすさ”を表していて、平均所得に対して最新機種の価格がどれほどの割合かを示したものです。


各国を比べると一番買いやすいのはシンガポールで、4番目にアメリカ。日本は24番目に位置しています。


MM総研 横田英明 副所長
「米国と比べると、日本は倍以上の指数になっているので、生活費に対する携帯電話の負担額は多くなってきている。円が安くなってiPhoneが特にここ3年くらいでかなり値上げしたので、買いにくい方にどんどんシフトしている傾向はある」


中古スマホ販売が過去最高 iPhone対Android

iPhoneの高額化で拡大しているのが中古市場です。売れているというのがiPhoneのSEシリーズ。


イオシス アキバ中央通店 菊田沙生さん
「iPhoneSE第2世代とか、第3世代とかが一番人気。一番売れるのはコスパが良いもの」


MM総研によると、2024年度の中古スマホの販売台数は過去最高の321.4万台に。


イオシス アキバ中央通店 菊田沙生さん
「今まで使い慣れた機種でiPhoneを選ばれる方も多いですし、年々Androidもいろんな機種出てきて、選択肢も出てきているので、そこにも注目が集まってきているのかなとは思う」


イオシス アキバ中央通店の店内で目立つのは外国人の姿。


中国人の客
「(Q.ここで買った?)はい、iPhone13miniです。(中古スマホの)値段が自分の国と比べてすごく安いです」


韓国人の客
「(Q.iPhone17の値段はどう?)高いですね。(Q.欲しいですか)私は大丈夫」


多くの人が中古を求める理由...


30代
「これだけ高いとさすがに物価高騰に給料が追いついてないよ、もうって。中古!絶対中古っす!」


60代
「今はもうiPhoneは高騰しているので、次はもしかするとAndroidに乗り換えるかも」


スマホが高額化する中、みなさんはどのくらいの頻度で買い替えていますか?


「長く使う・中古を購入も良い選択肢に」

小川彩佳キャスター:
スマートフォンの買い替え頻度について、NEWS DIGアプリでも聞きましたが、「4年以上」が51.2%と一番多くなっています。


トラウデン直美さん:
以前のように、みんながこぞって新機種を買うという形ではなくなってきているのかなと思います。


私も以前は、2年に1回買い換えていましたが、今の機種は4年以上使っています。


もちろん技術革新のために、ある程度の数を売らなくてはいけない部分はあると思いますが、資源や価格・機能の面でも、「使えるものは使う」という点でも長く使ったり、中古を選んだりすることも良い選択肢になっているのではないでしょうか。


ただ、アメリカスタンダードの物になかなか手が伸びなくなっているという現実の悲しさのようなものは感じてしまいます。


スマートフォンについて「みんなの声」は

NEWS DIGアプリでは『スマートフォン』について「みんなの声」を募集しました。


Q.あなたのスマホの買い替えペースは?
「毎年」…1.3%
「2年」…14.3%
「3年」…27.3%
「4年以上」…51.2%
「その他・わからない」…5.9%


※9月10日午後11時00分時点
※統計学的手法に基づく世論調査ではありません
※動画内で紹介したアンケートは11日午前8時で終了しました


==========
<プロフィール>
トラウデン直美さん
Forbes JAPAN「世界を変える30歳未満」受賞
趣味は乗馬・園芸・旅行


“ポカリ”と“アクエリ” 実は飲むべき時が違った! “何となく”で選んでいませんか?効果的な飲み分けを解説【Nスタ解説】
「50ccって便利だったので残念」ガソリン原付バイク10月で新車の生産終了へ 販売店から切実な声「売り上げに直結する重要な問題」
女性に言ってはいけない『たちつてと』子育てママ就業率9割の時代「ママの笑顔は家族の笑顔」パパスキルUP講座 新潟市


情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

ページの先頭へ