
“部屋着”のイメージがある「スウェットパンツ」が、おしゃれアイテムとして人気になっています。一体なぜ?
【写真を見る】職場でも「スウェットパンツ」なぜ人気?おしゃれに着こなす今風スタイルとは?【THE TIME,】
「週1,2回はスウェットで出勤」
いま東京の街なかでは、スウェットをはいている若い世代がそこかしこに。
20代男性(専門学生):
「結構着ている人がいるので、だらしなくないのかなと。“おしゃれ的な要素”も含めてはいている」
20代女性(会社員)・裾広スウェットパンツ+パンプス:
「週1・2回、“オフィス内で仕事だけの時”はゆったりとしたスウェットで出勤。靴も結構合わせられるので“汎用性が高い”のがポイント」
今や、スウェットパンツは新たなおしゃれアイテムに。取り入れているのは若い世代だけではありません。
会社員の30代女性は「おしゃれに着こなせれば問題ないかなと思って」と、裾が広めのスウェットにトップスをタックイン。
外用に4本のスウェットパンツを持っているという40代の女性は、「いま流行っているというのもあるし、動きやすいから一石二鳥。“別に都心でも平気かな”」と話します。
40代女性・スウェットパンツ+スニーカー:
「裾が絞ってあるとパジャマ感がすごいけど、絞っていないから“キレイにストンとなっている”のがポイント」
そう、昔は裾がキュッとした物が主流でしたが、今どきのスウェットは“裾が広い”のが特徴です。
折り目の入った“仕事用”スウェット
「スウェットパンツがユニクロで“一番売れている”」
こう話すのは、『ユニクロ』広報の落合愛菜さん。これまでは部屋着としての需要が高かったスウェットが、「“外着”として非常に売れている」といいます。
中でも人気なのは、裾が広いタイプの「C スウェットワイドパンツ」(3990円)。
さらに仕事用として登場したのは、スーツのパンツのように“折り目が入った”裾広タイプの「C スウェットストレートパンツ」(3990円※一部店舗で販売)。適度なハリ感があり、カジュアルになりすぎずキレイに着こなせます。
「デザイン面も進化」“ベルトタイプ”も
池袋PARCO(東京・豊島区)でも、秋冬の新作スウェットパンツが目を引きます。
2階にある『ADAM ET ROPÉ』では、一番目立つ場所にスウェットパンツ。
店長・齊藤 朋さん:
「トレンドに入ってきているので店頭に。ストレートのシルエットが多い中で、カーブがかったような“ふっくらとしたシルエット”に特にこだわっている」
膨らみを持たすことで足元がすっきり見え、いろんな靴に合わせやすいといいます。
20代男性をターゲットにしたアイテムを展開する『RAGEBLUE』(6階)でも、店頭にスウェットパンツ。
全体的にルーズなサイズ感の「ボンディングスウェットワイドパンツ」(6600円)は、裾を若干細く仕上げることで締りのあるシルエットに。ウエストに「ベルトループ」がついているのも特徴です。
店長・村尾僚太さん:
「タックインしたスタイリングでベルトを見せられたりと、“デザイン面も進化”している」
“進化したデザイン”の中には、腿からひざ下にかけて風船のように膨らんだ「バルーン スウェットパンツ」(地底人ONLINE/7490円)というものもあり、高3男子によると、「SNSでよく出てくるので中高生とかに人気」とのことです。
広がる「スウェット人気」なぜ?
元々は運動着や部屋着だったスウェットが、なぜ今、おしゃれ着になっているのでしょうか?
『博報堂 若者研究所』瀧﨑絵里香さん:
「アイドルやインフルエンサーが日常を発信することが当たり前になっている。素の部分を見て、『ここいいな』と取り入れられるようになった」
有名人が普段着でスウェットパンツをはく姿が若者の人気につながり、“おしゃれ”としてはくようになったことから、上の世代も抵抗なく取り入れられるようになったといいます。
また、ヒールや革靴ではなく「スニーカー通勤」が増えたように、今後は職場でもスウェット姿が増えていくと話します。
瀧﨑さん:
「職場だからこうしなきゃいけないみたいなところが、『今日の仕事は誰と会うんだろう』みたいなところで、服が選ばれるようになってきている」
シルエットも人気も広がるスウェットパンツ。シャツやジャケットと合わせたりなど、様々なシーンでの着こなしが楽しめそうです。
(THE TIME,2025年12月4日放送より)
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