7月は家計にとっては厳しい月になりそうです。
記者
「朝ご飯に欠かせない食パンや菓子パンなど、今月からパン類も値上げです」
都内のスーパーではきょうから、およそ100種類のパンが一つ10円程度、値上げされました。ほかにも、7月の出荷分からはハムやウインナー、カップ麺なども値上げされる予定です。
帝国データバンクによりますと、7月に値上げされる食料品などは2566品目にも及びます。
客
「全部高いです」
「値上げ値上げで、我々の年金生活は大変ですね」
多くは中東情勢の影響で、包装資材や原材料の価格が上がったためです。ただ、ここに来て、新たな値上げの要因が…
ベニースーパー 赤津友弥 本部長
「為替の影響が輸入肉に対してあって、国産の肉も一緒につられて上がるという状況があります」
円安です。きょうも円安は進み、円相場は一時、1ドル=162円80銭台まで下落しました。およそ39年半ぶりの水準になっています。
なぜ、円安が加速しているのか。専門家は、きのうから一段と円安が進んだ理由は日本政府の影響もあると指摘します。
ふくおかFG 佐々木融 チーフ・ストラテジスト
「日銀の利上げに対して、あからさまに政治の方から反対があると、円安はもっと進んでいく」
きのう原案が示された「骨太の方針」。高市政権の経済財政運営の基本方針を示した文書ですが、その中に、日銀の利上げを事実上、けん制していると受け止められる言葉が入ったのです。
さらに、総理肝入りの、▼食料品の消費税減税や、▼370兆円を超える官民投資の財源も示されず、財政悪化の懸念から円安が加速しているというのです。
ふくおかFG 佐々木融 チーフ・ストラテジスト
「政府が日銀に圧力をかけて、加えて消費税減税もやりますよ、財政支出もどんどんしますよと言うなら、あっという間に1ドル=170円ぐらいいくんじゃないか」
政府・日銀は今年4月の末から5月にかけて、11兆円を超える為替介入を行いましたが、効果は限定的でした。
ふくおかFG 佐々木融 チーフ・ストラテジスト
「介入っていうのは、そもそも何回もできない。その介入に頼るより、早く利上げして、円の弱さを少しでも修正することが必要」
39年半ぶりの円安に、政府と日銀はどう対応するのか。市場の関心はかつてなく高まっています。
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