札幌のガールズバー爆発火災で、店に火を放った男の犯行の瞬間を捉えた防犯カメラの映像をJNNが入手しました。
先月26日に札幌のススキノで起きたガールズバー爆発火災では、建設業の久保裕之社長(41)が死亡、男女4人がけがをしました。
店が設置した防犯カメラの映像をJNNが独自に入手。犯行の瞬間の画像を切り出しました。
ビルの2階にある店舗の入り口の前に久保社長とみられる男が立っています。キャップを被り、マスク姿。作業着のような服装で、手にしたバケツには液体が入っています。店の前の床にバケツを置き、ビンのようなものを手にして何かを玄関マットに撒くような仕草をみせます。そして、再度バケツを持って店に入っていきました。
これは、店に入った男を店内のカメラで捉えた画像です。バケツの中には薄く色がついたガソリンのような液体が、なみなみと入っています。男は無言で店の奥へと進んでいきますが、店員や客は、その動きを気にとめる様子はありません。
すると男は、床にバケツの中の液体を躊躇なく撒きます。そしてその直後、火を放ちました。
これは、爆発後の店の入り口の前です。逃げ道を奪う狙いだったのか、ビンの液体が撒かれたとみられる玄関マットから激しく炎があがっています。男が現れてから爆発まで、わずか1分間ほどの犯行でした。
こうした防犯カメラの映像や、店に居合わせた目撃者の話などから、警察は、死亡した久保社長が店に火を放ったとみて、現住建造物等放火などの疑いで書類送検する方針です。
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